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庭を接した隣の家の葡萄棚に、青くかたい葡萄が垂れ下がる季節になった。今頃はよくこの葡萄棚の下で、ギリシャ人の老夫婦が夕食を食べていた。柵で姿は見えないが、微かな食器の音や静かにしゃべる声が聞こえ、二人して夏の宵を楽しんでいるのがわかった。 一昨年だったが、今年は葡萄棚の下で夕食を楽しむ姿がないな、と思っていたら、その年の春、ご主人が亡くなったことを聞いた。それから隣の葡萄棚は、夏になってもひっそりとしていた。 先日、久しぶりに葡萄棚の下から賑やかに笑う声が聞こえてきた。英語だったから、娘と孫達でも来ていたのだろう。水を撒いた真昼の庭に、小さい虹がかかっていた。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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まるで小説の一節のような描写ですね。 |
千秋 URL 2008/07/16 12:58 |
千秋さん、こんにちは。 |
カラビ 2008/07/17 08:29 |
こんにちは、いいわ葡萄ね私はよく干し葡萄を食べています。周りの背景はかわらなくても、人間の背景は移り変わっていくのね。最近感じていました。この前友達のアパ一ト19階から半径の虹が見えて幸福な気分になれたわ、、、 |
masu 2008/07/21 17:00 |
夏の葡萄っていいよね。 |
カラビ 2008/07/21 23:18 |
良いですね、美しいフラグメント。葡萄棚の下で私も夕涼みしてみたいですが、日本ではなかなか難しそうです。 |
Shushi URL 2008/07/27 04:57 |
>Shushiさん |
カラビ 2008/07/28 07:50 |
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