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zoom RSS Follow Your Bliss −ジョーゼフ・キャンベルの贈り物

<<   作成日時 : 2010/03/28 12:39   >>

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  しばらくの間、夢を見なかった。正確に言うと、見てはいただろうが目覚めると切れっ端も憶えていなかった。今週、とある別々のところで聞いた同じ言葉が心にとまった。

"I allow myself to enjoy", "I allow myself to respect the others", "I allow myself to change".

 I allow 〜は日本語にすると「私は自分に〜することを許可します」となるが、英語の方がニュアンスが伝わるし、説得力も感じられる。私はいろいろなことを自身にallowしていなかった。まず思いついた言葉は"I allow myself to see the miracles"だった。
 
 一昨日の夜、というか昨日の明け方にえらくヴィヴィッドな夢を見た。最近"Percy Jackson and Olympians:The Lightning Thief"という映画を観たので、その影響もあるように思うけれど、夢の中でショートカットと長い髪の二人の女の子がいて、どちらも片親が神のいわゆる半神だが、どの神の子供かはわからない。ショートカットの子が、この現象界を超えたところへ行こうとしているのを、長い髪の子が止めている。
「やめなさいよ。それをしようとして、命を落とした人をたくさん見てるじゃないの」
 ショートカットの子はとまどいながら、どうしても向こうへ行きたい気持ちを抑えられない。ついに、かまうもんか、私は私だ、と心を決めると、背中から七色に輝く翼がはえてきた。そして、翼の色と同じに輝く光に向かって行くところで、目が覚めた。以下、目が覚めて、余計なことをグタグタ考えはじめないうちに書き記したこと。

--夢に思うこと-- 
 ショートカットと長い髪の二人は私自身だ。現象界を超えた世界へ行こうとするのが新しい私、というか本来の私、それを止めようとしているのが今までの私。止めようとするのは、ここを離れようとして悲惨なことになった例を見たことがあるから。
 しかし、あれは他の人の体験で、まったく別のことなのだ。私は私の体験をするのであり、本来の私は行きたがっている。輝く翼の直感、私は正しい。I allow myself to go where I want to go! ---


 この後、ぼちぼちEメールをチェックしたら、ジョーゼフ・キャンベルの勉強会をやっているグループからその日、3月26日がジョーゼフ・キャンベルの誕生日だというお知らせメールが来ていた。J・キャンベルは大好きな神話学者だ。ビル・モイヤースとのTV対談シリーズ(著書にもなっている) "The Power of Myth"を見た時の感動は忘れられない。J・キャンベルは言った。

"Follow your bliss and the universe will open doors for you where there were only walls"
(もっともしあわせを感じるものについて行きなさい。たとえ八方ふさがりのところでも、宇宙はあなたに扉を開いてくれるから)

 私は子供時分を思い出していた。あの頃、絵を描いている時、私は純粋にしあわせだった。一体いつから、あんな気持ちで絵を描くことができなくなったのだろう。
 順を追って思い出してゆくと、突き当たったのは、なんと美大受験のために美術予備校に通いはじめた時だった。合格のためにはいろいろな技術を学び、みんなで作品を並べて講師に批評される。あの頃からふと、私は実は絵の才能がないんじゃないかと思うことがあった。でも合格したかったから努力でなんとかなると思ってやったし、運良く合格できた。だけど美大へ入ってからも頭のどこかに、自分はアーティストとしての才能はない人間ではないかという念がこびりついていた。でも若かったから意地でもって、自分はアーティスト向きだと思うようにしていたし、そうふるまっていた。私はアーティストを目指した時から、子供時分のようなしあわせな気持ちで絵を描けなくなっていたようだ。皮肉である。
 また描きたいという気持ちがこみ上げてきた。もうグタグタ考えず、誰の評価も気にせず、純粋に自分の楽しみのために描くんだ。今こそ、I allow myself to enjoy drawing. いても立ってもいられない強烈な感情だった。その時、電話が鳴った。これは本当に起こったことです。

「もしもし。あ、あたしでーす。あのさ、こないだちらっと言ったけど、友達に誘われてたブルックリンのドローイング・セッションね、今日行こうと思うんだけど、一緒に行かない?」
 
 息が止まるような驚きの中で、私は即答した。Follow your bliss ... これはJ・キャンベルからの贈り物にちがいない。

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 何十年ぶりにやったドローイングは、上手いものとは言えない。でも、私は純粋に楽しんだ。楽しむことを自分にallowできた記念すべき日だった。だから大満足。
 ありがとう、誘ってくれたSさん、ありがとう、大切なことを思い出させてくれたJ・キャンベル!私ってホント、いろんな人に助けられているんだよなぁ。よっ、この幸運者! またドローイングに行くんだーい!

 



 

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
今朝は素敵なお話を聞かせてくださって、本当にありがとうございました。
あれから私の身にもミラクルが起きたような気がします。

自分に許してやること。
心理療法の中でも言われる言葉です。

許し、そして羽ばたきましょう♪
真奈
2010/03/28 22:19
真奈さんがしあわせだと、私もしあわせです。
ミラクル起きますよ。それを見ることができる自分をみとめればよいのだと思います。羽がはえるのも、みとめてあげたいですね。
カラビ
2010/03/29 03:35
私も20代の頃に、ある美術短大(通信制)
の学生だった時期がありました。学費が払え
ず除籍になってしまいました

自分は油絵ではなく、デザイン分野が合って
いると気づかされた時期でもありました。

今でも時々絵を描きたいと思っていますが、
なかなか実行に移すきっかけがないです!

今読んでいる本の中で、天使の羽は自由を求
める象徴だと書いていました。ありのままに
生きたいですね!
傷ついた羽を持った、不良中年天使の冷おろ
しでした
冷おろし
2010/03/30 00:54
>冷おろしさん
>天使の羽は自由を求める象徴

私も前から”翼あるもの”に魅かれる傾向があったのは、自由を求めていたからかも知れません。奔放に生きていたつもりでしたが、深層ではそうでもなかったのでしょう。I allow myself to free my mind です。
カラビ
2010/03/30 02:45
こんにちは、お元気そうでよかったわ、、
J.キャンベルの言葉、最高ね、もっともしあわせを感じるものについて行きなさい。、、、私はドラッククィ一ンして舞台でショウしている時すごく幸せ感じるので、特にお客さんが楽しんでいたらもっと幸せよ、これからも継続していくわ、4月17日はフランクフルトでショウするわ。
MASU
2010/04/04 15:32
>MASUちゃん
>特にお客さんが楽しんでいたらもっと幸せよ

自分がしあわせに感じることをやって、他の人も喜ばせるって最高だよね!私もそういう仕事をしたいといつも思っています。
フランクフルトのショウは楽しみね。Viel Spass
カラビ
2010/04/05 00:47

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