伽羅創記

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zoom RSS 新春のお茶会

<<   作成日時 : 2012/01/17 14:00   >>

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  本日は寒いけどお日柄も良く、新春のお茶会なるものに出かけた。きものはしばらく着ていないもんだから着付けの勘が鈍り、およそ2時間かけてなんとか着たものの帯がどうにもヘロヘロだ〜。SOS,一緒に行く友人のところで直してもらう。
 行った先はダウンタウン、ユニオン・スクエアから数ブロックのビルの一室だった。しとやかな先生とアシスタントの方が出迎えてくれた。参加者6人、微かに香の匂いのする美しい茶室に通された。オーナーは渋いきもの姿のスティーヴさん。聞けば同じビルの最上階に本式の茶室庵を建設中だと言う。いやはや、この不景気に金あるな〜。日本語も茶道もそんなに詳しくないけど、日本文化に感銘してニューヨークに茶室を造りたいと思ったそうだ。通人だな〜。

 昨夜、お茶の作法のトラ巻を見たが、何が何やらわからなかったので、茶道のたしなみがある友人の真似してればいいやと思っていたら、先生の挨拶があった。
「お茶会が初めての方も、今日はカジュアルに楽しむのが目的ですから、どうか気楽にして下さい」
 アシスタントの方が親切に説明してくれて、終始和やかな雰囲気に包まれていた。先生がお茶をたてる姿はそれは優雅だった。手作りの茶菓子ははなびら餅も淡い色合いの茶器も春らしく、こういうものに触れると日本人の美的センスってすっごーい!としみじみ感動する。
 このお茶会の参加費$10は、東北大震災の募金に行く。極めつけ優雅なひと時を楽しませてもらい、しかもそれが災害復興の援助につながるなんて素晴らしい。ここで時々お茶会をしているので、また是非来て下さいとスティーヴさん。もらった名刺の写真はきもの姿とうって変わって、ファンキーな音楽業界のプロデューサーとでもいう感じだ。ううむ、ただ者じゃないな〜。

 先生のたてたお茶は本当に結構なお点前だった。お世辞抜きで、今まで味わった抹茶の中で一番美味しく感じた。思うに、優雅さとは心に余裕があってこそ醸し出されるものだ。来客がその場に在ることを楽しめること、それをなにより大切にしている主催者の気持ちが慎み深く、確かに伝わってきた。私は茶道のたしなみはないけど、本来茶道とはそういうものだと思う。日本文化の優雅さとは、いかなる時、場であっても心の余裕を体現する求道の姿ではないだろうか。
 帰り道、カフェに座り、淡いあけぼの色のきものでエスプレッソを飲む友人のちょっとした仕草がとても綺麗で、思わず見とれてしまった。日本人女性のDNAなのかな、と思う。

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                      茶室にあったミニチュア枯山水    



 

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コメント(6件)

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>優雅さとは心に余裕があってこそ醸し出されるものだ。

さすがカーラビンカさん。
物事の本質をズバりついていますね。
素晴らしい。
私も同感です。
真奈
2012/01/20 09:24
真奈さん、どうもです。
私は松江の街に漂う優雅さというのも、ここに由来していると思うのですね。人がせかせかしていない、ガツガツ押し出さない、細やかにfriendly、住人の美的センスが高い
カラビ
2012/01/20 09:55
こんな私も、独身のとき、ちょっとお茶のお稽古に通っておりました。
特にお正月の初釜は楽しかったなぁ。。。
いろいろ思い出しました。ありがとう!
お道具もお手前も素敵です。
贅沢な時間をすごされましたね〜!うらやましいなぁ。
茶道のたしなみはない、などと記しておりますが、茶道の本質をきちんと把握されてますよ〜!さすが!!!
ほんと、着物。自分で着られるように練習したいですわ〜。忘れちゃったよ〜!
にしゆみ
2012/01/20 15:02
>にしゆみさん
茶道のたしなみがあるなんて素晴らしいじゃないですか!
にしゆみさんも是非きもの着て下さい。絶対似合いそう 私も着付けを忘れないように、今年はなるべく着るようにしたいです。
カラビ
2012/01/21 12:07
カラビ*美*さん、古風で伝統文化、みているだけで、心が落ち着くわ。
今年もよろしくね。
Masu
2012/01/22 05:25
>MASUちゃん
NYの方が日本より和のものに触れるチャンスがもっと簡単にあるかも。離れてわかる良さってたくさんありますな。
カラビ
2012/01/22 13:55

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