伽羅創記

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zoom RSS 命日がわかると

<<   作成日時 : 2014/08/29 23:12   >>

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 「あと半年の命だったら、どうしますか」
 こういう設定で自分のゴールを明確にする方法は時々聞く。いい方法だと思うが、なかなか真剣に想像できないものだ。病気で余命半年と宣言されるという仮定は、今幸運なことに極めて健康体なのでどうも乗り切れない。だいたい、苦痛を味わって死んでいくのは嫌だ。なにかの事故でプッツリ逝ってしまうというのも、どうもなぁ...と考えていくうち「この世からいきなり消える」という一見シュールな設定が、一番説得力があった。厳密にいうと、命日を決めて、その後はもうないのだ、と自分にしつこく言い聞かせるのがいいようだ。ついでに、カレンダーに「あと〇ヶ月」とか書いておくと、より臨場感を出す助けになる。

 もし自分が半年の命とわかったら、朝寝朝酒朝湯じゃないけど、好き勝手に暮らしたいだろうな、と思っていたけど、どうもそういう風にはならないみたいだ。むしろ早起きして、目覚ましそろばんで頭をスッキリさせて、なわ跳びで体をシャキッとさせて、外に出ようと出まいと身なりは整えて、その日をできる限り生産的に生きるべく1日のはじまりを切りたい、と思う自分がある。
 なにか物を買う時も面白いもので、本当にこれは必要?本当にこれが欲しい?と問うている。それで気がついたのだが、今まで「これ欲しいな」と思う物は、未来がいつまでもあるような気で生きているのが前提で欲しい対象になっていた、ということだ。君の未来はあと半年だよ、いや、もうすでに何日か半年を切ってるよ、という前提だと、捉え方がまるで違ってくる。なにより、あれもこれもできないということが明確になり、何を棄てて何をやるのか、が決まる。
 「私の命日は〇年□月△日なのだ」... 死とは、己をクリアにする最強のものではないか。




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