伽羅創記

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zoom RSS 冷たき欧羅巴の残照

<<   作成日時 : 2016/02/26 15:39   >>

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  昨年から特に、難民問題が激化する一方のヨーロッパだが、中東からの人口流入が大量すぎて、このままだと50年後には、ヨーロッパの人口の半分以上がムスリムになるとも言われ出した。問題の焦点になっているのは、ムスリムによる犯罪、とりわけ女性に対する性犯罪が多発していることだ。難民受け入れに一番寛大だったドイツ首相メルケルは、今やかなり恨まれている。フランスも当初は受け入れに門戸を開いていたが、パリの同時多発テロでさすがに左派政党出のオランド大統領も、国境を封鎖した。

 難民問題は感情論で考えてはいけないという例を、ヨーロッパには悪いが日本人は学ぶ機会になったはずだ。同情心から戦火のシリア、その他から逃れて来る人々を受け入れてやったのに、それを仇で返される結果になっている、とヨーロッパ人が思うのは当然だ。しかし、ヨーロッパの列強が中東で何世紀もの間、好き勝手メチャクチャやってきた歴史の経緯から、アラブ人の憎悪を相当に買っているのも事実である。その国に敵意や憎しみを持つ外国人を受け入れるとどういうことになるか... それも東アジア情勢に当てはめ、日本人がよくよく考えるべきことだと思う。

 ヨーロッパの終焉なのだろうか... そうかも知れない。若い頃、私が憧れていたヨーロッパは、きっともうないのだ。明治以来多くの日本人がそうであったように、私はヨーロッパ文明の美しく洗練された姿ばかり追っていた。芳わしい香りを放つ花は、野蛮な泥土に深々と根を下ろしていることを知らず、知ろうともしなかった。冷戦の時代は、幸運な無知でいられた。表面的に...
 
 私のヨーロッパは、ナイーブな夢見心地の目で見た記憶の風景なのだろう。そこで経験した失望も悲しみも、結局はみんな淡い酔いの中の出来事なのだ。そして私が懐かしむヨーロッパはそれしかない。それが消えていくことを、私は惜しんでいる。


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