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zoom RSS テーマ「音楽」のブログ記事

みんなの「音楽」ブログ

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ある貴人の名残り
  平家一門には風雅の道に長けた御仁が多く、中でも三位中将平重衡(しげひら)は囚われの身となった鎌倉の源頼朝の家臣の前で披露した歌・楽曲が見事であったことは、平家物語に描かれている。この時、重衡の側仕えを申しつかっていた千手(せんじゅ)の前という女性が弾く琵琶に合わせて、重衡は横笛を奏でたとあるが、他のところでは、千手が琴、重衡が琵琶となっている話もある。頼朝は、この場に居合わせなかったことを悔やんだそうである。敵側にもその名声が聞こえた重衡であるから、きっと笛も琵琶も達人だったことだろう。... ...続きを見る

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2017/10/24 22:58
とはずがたり−八月十五日
  琵琶を習いはじめて、もうすぐ1年になる。いつもながら、過ぎてみれば早かった。10月に初伝をいただく予定だ。私の先生は経験が豊かで、演奏でも広く名を知られている方なので、先生から認めてもらっての昇伝ならとても嬉しい。  今、私の琵琶は年に1度の「さわりとり」を職人の方にしてもらっている。柱の弦が触れるところ(さわり)に細かい溝跡がつくのを綺麗にならしてもらう、所謂メインテナンス作業である。なので、今週は先生の琵琶(写真)をお借りして練習している。裏面が漆塗りで、私のよりも首が細く、響きも... ...続きを見る

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2017/08/15 14:54
琵琶にみちびかれて
  10月から琵琶を習いはじめた。かなり若い時から興味がある楽器だったが、長年外国で生活していたため、出会う機会はまったくなかった。今年帰国したので、ずっと憧れていた琵琶を習おうと思った。習うにあたり一番の鍵となるのは、やはり通える距離に先生がいるかということだった。  今の時代はインターネットが発達しているため、昔と違い、先生探しも楽になった。幸い、車で30分ちょっとのところに先生がいた。会ってみるととても人柄の良い方で、後でわかったのは実力も広く認められている先生だった。遠くの県からお... ...続きを見る

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2016/12/17 23:40
紫の惜別 - Prince Memorial
  2016年4月21日、プリンスが死んでしまった。聞いた瞬間、私の頭は真っ白になってしまった。立ち眩みに似た空間が歪む感覚の中、それがゴシップ記事の嘘だと発見するため、インターネットを次々探した。止めようない砂時計のように、刻々とプリンスの訃報を知らせる記事と生前のステージ動画がサイバー空間に積もって行った。私は事実への抵抗をあきらめた時、気の遠くなるほど長い時を貫くような喪失感に呆けてしまった。同時に、プリンスファンがみな同質の喪失感を共有しているという奇妙なほどの確信があった。 ... ...続きを見る

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2016/05/02 13:14
7月のブルームーン
  米国東海岸7月31日、今夜はブルームーン。ひと月に2回巡って来る満月をそう呼ぶそう。どうして「青い月」なのか由来はわかりませんが、素敵な名称ですね。特に、夏の夜のブルームーンはいいです。 ...続きを見る

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2015/08/01 10:26
早春賦
  まだ冷たい風の中でいち早く咲いた沈丁花を春の日差しが撫でていく季節になると、うちのばあさまが口づさんでいた歌。ちゃんと歌詞を聞いたことがなかったけど、綺麗な日本語だなぁ。 ...続きを見る

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2015/03/31 10:45
心の弦をふるわせて
  昔、一人のとても美しいバイオリニストを見かけて、一目で好きになった。しかし、その人のレコードは一枚も買ったことはなかった。つまり音楽家としてよりも、その凜とした高貴な姿に惹かれていたのだ。  学生の頃、母親と彼女のリサイタルへ行ったことがある。聞くのはもっぱらロックだった私が、母親と一緒にクラシックのコンサートなんぞ出かけたのは、小学生の時のウィーン少年合唱団とこの時だけだ。母親もそのバイオリニストが大好きだったが、レコードを買った話は聞いたことがないから、結局、私同様、彼女の容姿に魅... ...続きを見る

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2014/11/12 09:55
Street Party - ラリー・レヴァンの贈物
  2014年3月31日、Godfather of House Music 逝く。フランキー・ナックルスが亡くなった直後、NYCのパーティはどこもみな、DJが自分なりの気持ちでナックルスに捧げるプレイをしているのが感じられた。ナックスルと同年代で伝説のクラブParadise Garageで回してたラリー・レヴァンが亡くなって今年で22年、先日の日曜日、Larry Levan Street Partyと題打った野外パーティが、ダウンタウンのKings Streetで開催された。日曜日のまっ昼間... ...続きを見る

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2014/05/14 03:16
ニューヨークという人生 -Lou Reed
  新しいアパートに引っ越ししていた10月27日に、ルー・リードが亡くなっていた。ようよう落ち着いた今、遅まきながら追悼気分になっている。  Rockといわれる音楽の中で好きなアルバムを3つ挙げよと言われたら、私のそれに“ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ”はまず入るだろう。最初に聞いたの、いつだったかな。高校生だったのは確か。秘教の祭儀を思わせる禁断の匂いは聞いた者を催眠術に引きずり込み、今までいた世界には二度と戻れなくなる。淫猥、堕落の現実を神話と呼ぶほどまでに美しく変化(へんげ... ...続きを見る

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2013/11/30 16:04
神在祭スペシャル ミュージック編
  ニューヨークへ来る直前、友達のアーティストたちと渋谷Uでパフォーマンス、映像、音楽のコラボをやった。私は映像作品を出して、ミュージシャンで参加したのが柚楽弥衣(ゆらやよい)氏だった。弥衣ちゃんは、私の映像作品の音楽も担当してくれていた。小柄でほがらかで感性が鋭く、澄んだ力強い声を七色に変化させて歌う彼女の歌が私は好きだった。  その後、弥衣ちゃんの活動は知らないままだったが、ふと思い出して彼女の歌をYouTubeで見つけた。そしてこの曲「天草」、これはもう、神在祭だからこそ出会ったもの... ...続きを見る

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2013/11/14 12:40
神在祭前夜
  昨夜は、The Loftのパーティへ行った。2013年のThe Loftはこれで最後(のはず)。友人でスタッフメンバーのSさんは、こないだ日本の実家から帰ってきた。平成の大遷宮が完成した出雲大社へ参拝に行ったと嬉しそうに言ってた。 「今年の神在祭は11月12日からだって。やおよろずの神々が後押ししてくれるパワー週間だよ」 「そうなのか。だからかな。今日のパーティ、異様に早くから盛り上がってる。すごいパワー充満て感じよ」  DJはダグラス、最初からビンビン飛ばしてたなぁ。トライバルの... ...続きを見る

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2013/11/12 11:56
日本人だからこそのRock -FLOWER TRAVELLIN' BAND
    前回、「人間の証明」のテーマ曲でジョー山中の音楽活動をフォローアップしてたら、彼が1970年初頭にリードヴォーカルやっていたフラワー トラベリン バンド(FTB)なるグループの曲を聞いて舌を巻いた。どへ〜っ、こんな音楽やってる人たちがいたんだ!?しかもあの時代に!   昔々、ジャックスの「何処へ」という曲を聞いた時、えらく日本人離れした雰囲気に感動したが、FTBのアルバム"Satori"は、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」に匹敵すると思う。好きだなぁ、こういう密教の... ...続きを見る

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2013/10/14 12:55
日本人だからこその英語の曲 -「人間の証明」のテーマ
 「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね?」  小学生の頃、このセリフではじまるCMがやたらTVで流れた映画「人間の証明」。原作は森村誠一、角川春樹プロデュースの一作。  ストーリーは、ニューヨークのハーレムに住む若い黒人の男が母親に会いたくて日本へ来る。だが有名ファッションデザイナーになっていた母親は、自分が産んだ黒人の子供の存在に脅かされて殺してしまう。事件を追う刑事と、だんだん明かされてゆく過去。ヒット狙いに気負い過ぎてか、わざとらしすぎるこじつけ展開は多少あるのだが、黒... ...続きを見る

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2013/10/05 09:37
アラベスク サマー
  ムスリムは今ラマダンの断食最中だそうで、この暑いのに日があるうちは水も飲めないというのは、さぞ大変だろう。日本の相撲界にいるエジプト人力士が、ラマダン中に毎日土俵に上がっているという記事を目にした。 「自分がラマダンでもできることを証明すれば、イスラム圏からもっと志願者が来ると思うからがんばる」  すごい。ただただ敬意を払うのみ。  かくいう私も偶然マスタークレンズの断食中で、今日が12日目だった。私はあと2日で終了するが、ラマダンは8月7日までだそうで、まだ先がありますなぁ。ご苦労... ...続きを見る

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2013/07/20 13:00
月読の巫女の歌
  ちょっと前に、松江在住の友人真奈さんのブログで紹介されていた廣島リマの「月満ちる」は、聞いたとたんキターッ!もう、第一声で勝負あった。ここまでインパクトのあるシンガーって稀だ。ざっとプロフィールを拝見すると...島根県出身。海が好き。月が好き。両親共に歌い手。田舎町で育った為に、もっぱら唄う場所はたまに行く友人とのカラオケやら文化祭やら、母親の会社の会合でのカラオケだった...とのこと。島根の方がよく言う「うちは田舎ですので」の謙遜があるが、私は島根のようなところだから彼女のような卓... ...続きを見る

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2013/06/04 10:59
ちょうちょ、お高くとまれ -Anne Pigalle
  80年代中頃にユーロ・ミュージック系アーティストで好きだったアン・ピガール。"He! Stranger"(異邦人)は日本でCDが発売された。夜の番組「11PM」に出たのを見たが、想像していたとおり、いかにもフランス人のいい女タイプで、お愛想の類は一切ふり撒かず、お高くとまればとまるほどスタイリッシュで素敵に映った。 「あなたのフランス語訛りの英語で歌うのがいいという評判ですが」と聞かれ、 「ふふん。いい趣味してるじゃないの」と返したのはえらく高嶺の花気取りだったが、それがまた洗練され... ...続きを見る

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2013/03/23 11:42
それでも力を −Ende Neu
   80年代中頃、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einsturzende Neubauten)を聞いていた。ベルリン本拠地のグループで、ノイズを駆使した実験的なサウンドをつくっていた。当時は高感度な最先端を自負しており「はぁ、君まだイギリス系なんか聞いてんの?あんなのコマーシャルじゃん。今一番アンダーグラウンドがトガってるのはベルリンだよ」みたいに吹いてたもんだ。恥ずかし〜 初来日公演は廃墟でライヴやるとか噂が飛び交い、うーむ、ベルリン系は違うな、これは絶対行かねば、とファンの... ...続きを見る

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2013/03/11 10:29
誰にでもある善きものを信じて −PIL Live in New York
  PIL(パブリック・イメージ・リミテッド)のコンサートへ行った。今年5月にニューアルバム"This is PIL"をリリースしたので、そのプロモーションを兼ねての北米ツアーだ。ジョン・ライドンをライヴで観るのは1985年中野サンプラザの東京公演以来である。去年あたり急にジョンのこと思い出していろいろ調べてたら、ジョンって本当に面白い人だ、面白すぎる、とあらためて好きになり、ライヴがあったら行きたいなぁと思っていた。 ...続きを見る

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2012/10/15 05:23
雨ならではのミュージック
  NYも日に日に暑くなって、時々夕立がある。かなりどしゃ降りだ。降るなら一気に降り、後は止んでスカッとしてくれるのがいい。今、日本は梅雨の最中ではないかしら。そういえば昔から、雨が出てくる曲というのはけっこう多い。空から落ちてくるもの、人間の力ではどうにもならないものの象徴と、自分自身のままならぬ心を重ねるのだろうか。    まず浮かんできたのは、柳ジョージの「雨に泣いてる」だった。タイトルのとおり雨の中で男が泣いている情景だけれど、この雨は暗くじめじめした感じではない。そのうち止んで... ...続きを見る

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2012/06/29 15:06
白と黒のブルース
 親愛なる殿下、お誕生日おめでとう御座います。  6月7日はPRINCEの誕生日です。今さら言うまでもないが、殿下は天才だ。 酒が入るとよく「私の中での位置づけは、神−イエス・キリスト−−(ちょっと間があいて)−−ミケランジェロ−ヴィスコンティだ」と言っていたが、音楽界なら、イエス・キリストの次はモーツァルト、ジミ・ヘンドリックス、プリンスである。御三人は並列としておこう。  しかし考えてみると、モーツァルトは作曲家、演奏家として類を見なかったけれど、歌はやらなかった。少なくと... ...続きを見る

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2012/06/07 13:05
再認識 レッド・ツェッペリン
 "天国への階段 "について考えているうち、実は私のレッド・ツェッペリン認識はかなり歪んでいたのではないかと思えてきた。10代の頃、ハードロック小僧連がツェッペリンの曲を弾きまくるのを見て「パワーで押すだけ。暑苦しい音楽」という偏見が確立し、それは揺るぐことなかったわけだが、ここのところ、私の持っていたツェッペリンのイメージから想像できないような曲がいくつか見つかった。例えば"The Rain Song "、ジミー・ペイジのクラシカルで静謐なギターとロバート・プラントのsweetな歌い方には驚い... ...続きを見る

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2012/05/27 11:15
天国への階段 −ゆるせ、ハードロック小僧連
  先日申し上げたとおり、ジミ・ヘンを食わず嫌いしてたのは、彼を神と崇めていたギター小僧がみんなダサかったからなんだが、ハードロック好きというのは、それに輪をかけてダサかった。まわりでは、数でいったらジミヘンのファンよりハードロック小僧の方がはるかに多かった。だいたい高校でエレキ弾いてる男子がコピーするのはレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、レインボー、ホワイト・スネークと決まっていて、誰もが同じ曲を延々やるもんだから、いつもうんざりだった。なんであんなダサく見えたんだろ。理由を考えて... ...続きを見る

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2012/05/25 10:50
Never too late! Jimi Hendrix
  この年になって、ジミ・ヘンドリックスに目覚めた!今まで一度もまともに聴いたことがなかった。私が会った「ジミ・ヘンは俺の神様だ!」と言うのはどれもバンダナにベルボトムのジーンズはいたギター小僧で、当時、ニュー・ウェイブ、ニュー・ロマンティックのヴィジュアル系がファッショナブルな中、彼らの70's感覚ってえらくムサいものに映り、ジミ・ヘンもムサいイメージに結びついてしまっていた。ギターという楽器そのものに興味なかったというのもある。  そんなのが「ジミ・ヘン、すっげ〜!」となったわけだが、... ...続きを見る

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2012/05/06 13:46
琵琶夜がたり
  この週末は、アジア・ソサエティとメトロポリタン美術館で琵琶の演奏があった。奏者は薩摩琵琶第一人者の櫻井亜木子さんで、アジア・ソサエティでは舞踏とトルコの弦楽器サズとのコラボレーション "Hoichi, the earless (耳なし芳一)"、メトロポリタンでは平家物語から「敦盛」だった。琵琶、耳なし芳一、平家物語、見事にすべて大好き、猪鹿蝶出揃い、あたしゃもう這ってでも行きますわい!  しかし "Hoichi, the earless"の方は、正直、白ぬりドンドロのBUTOHパフォー... ...続きを見る

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2012/02/27 14:08
ドイツの歌に思ふ
  久しぶりにNicoの歌を聞いた。1985年にリリースされたアルバムCamera Obscuraは引きずり込まれた。中でも彼女がドイツ語で歌っている"Das Lied vom einsamen Mädchen"は、歌詞はわからなかったが、どこか異界へ連れて行かれたような気持ちになった。今なら歌詞はわかるので訳してみた。 ...続きを見る

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2012/02/13 12:08
ストロベリー・フィールズで思ったこと
  12月8日、セントラル・パークのストロベリー・フィールズへ行った。着いたのはすっかり暗くなった7時過ぎ、IMAGINEの碑はたくさんの献花とキャンドルに埋まり、そのまわりを囲んでビートルズやジョンの曲が演奏され、みんなそれに合わせて歌っていた。  あれが12月8日だったか、時差を考えると日本時間では翌日だったんじゃないかと思う。朝、家の二階の部屋で寝ていたら、母親が「ジョンが死んじゃった、撃たれて死んじゃった!」とけたたましく階段をかけ上がってきた。あれから31年経った。 ...続きを見る

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2011/12/10 14:27
Un Sospiro -フジコ・ヘミング ピアノコンサート
  JASSI(日米ソーシャル・サービス)の招待券で、フジコ・ヘミングのピアノコンサートへ行ってきた。場所はリンカーン・センター。彼女のピアノを聞くのは2001年のカーネギー・ホール以来である。今回は東北大震災復興支援のチャリティ・コンサートだった。演奏曲はショパン、バッハ、ムソルグスキー、そしてフジコ氏の得意とするリストだった。  最後の方でリストの"Un Sospiro-ため息"を聞いた時、いろいろな想い出が飛来した。日本を出て、ケルンからベルリン行きの列車に乗り、東ドイツ国境からいよ... ...続きを見る

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2011/09/26 15:39
John Lydon −finally, truly, we don’t care!
  セックス・ピストルズのヴォーカル、ジョニー・ロットンは1978年にバンドが解散して世界中にパンク・ブームが広まったその頃、ジョン・ライドンの本名でPublic Image Limited(PIL) というグループを結成し、ピストルズとはまるで異なる実験的な音楽をやっていた。 ...続きを見る

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2011/05/25 12:58
Sid Vicious on the Cross
  ここしばらく、シド・ヴィシャスが頭にまとわりついていた。最近、自分のことがさっぱりわからなくなり、「私は自分が一番わからない」と認めてから変な現象によく出くわす。これもその一つだというのは直感でわかっていたが、それにしても、何で今シドなんだぁ? ...続きを見る

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2011/05/15 15:13
Jimmy Angel
  久しぶりにジミー・スコットの "For Once In My Life"を聞いていたら、いきなりキターッ!トニー・ベネット・ヴァージョンでもなくフランク・シナトラ・ヴァージョンでもなく、ジミー・スコットだから今の私の心に響いたのだろう。ジミー、あなたはクリスマス・エンジェルです。Thanks, I love you! 日本語訳は些かはずかしいので、英語でエンジョイして下さい。 ...続きを見る

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2010/12/19 14:48
Darling, Candy Darling
  キャンディ・ダーリングはアンディ・ウォーホル・ファクトリーのスター、最も美しいtranssexual(性転換)だった。彼女は白血病で、1974年に亡くなった。29歳だった。  ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲に "Candy Says"という曲がある。この曲を聞いた時、泣いた。あまりにもキャンディ・ダーリングその人を表していると感じられたから。今までに泣いた曲はいろいろある。ジョン・レノンの"Mother"も プリンスの"Purple Rain"も泣いた。しかし"Candy Sa... ...続きを見る

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2010/12/14 10:01
The Letters
  ダンボール箱にしまってあった古い手紙の束を見つけた。一番古いのは、ベルリン、クロイツベルクの住所のもので、NYへ旅行していた友人から送られてきた絵葉書だ。渋谷にいた頃のものもあった。てぇことは15年前か。NYへ行きたくて行きたくて、部屋の壁にNY地下鉄マップを貼って、それ見て怨念こめるようにしてたっけね。あの頃の私へ言ってあげたいこと。 「あなたはNYにいますよ。達者でやってますよ。大丈夫だよ。いつも応援してるぜぃ!」    イースト・ヴィレッジに住んでいた頃の手紙、東京の外人ハウ... ...続きを見る

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2010/08/25 09:54
New Planet Farm
  ロング・アイランドで自然農ファームをやっているマークとポールはキング・クリムゾンが大好きで、私も好きだと言うと「えーっ、そりゃものすごく貴重だ!」と驚いて話が盛り上がった。キング・クリムゾンの魅力は、神話的に美しい歌詞と荘厳なメロディ・ラインの完璧な融合だというのは、彼らも私も同じ感想のところ。マーク曰く「まるで絵を描くように音楽をつくっている」(ただしこれは、主に初期の頃のアルバムだが)  先週は、キング・クリムゾンをスピーカーで流して畑に苗の植えつけをした。「クリムゾン・キングの宮... ...続きを見る

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2010/06/23 11:38
今日をいつくしめたら
  ここ数日、ニューヨークは夏日よりで、街路樹の小梨も公園の桜も一気に開花した感である。そんなまぶしい朝、久しぶりにシャデーを聞いた。"Cherish The Day"という曲が、昔とはちがったメッセージになって心に入ってきた。 ...続きを見る

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2010/04/09 12:04
天使が死ぬ夜明け
  キング・クリムゾンで一番好きだったアルバムは、一番有名な「クリムゾン・キングの宮殿」だけど、「レッド(RED)」も忘れがたい一枚だ。中に入っている"堕落天使"という曲が、私にこのアルバムを強く印象づけた。  「レッド」には歌詞の日本語訳がついてなかった。どんなことを歌っているのかもちろん知りたかったが、高校生だった私の英語力では聞き取り不可能だったし、今のようにインターネットなどない時代、歌詞の原文を手に入れるすべもなかった。私はきっと「クリムゾン・キングの宮殿」の美しいメロディにピー... ...続きを見る

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2010/02/07 10:47
パンクを超えて −ジョー・ストラマー
  好きなミュージシャンは多々あれど、尊敬する人となると、どれほどいるだろう。アーティストたるもの、極端な話、一芸にずば抜けて秀でていれば人間性は問われない。よくいるじゃない、人間としちゃ最悪だが、曲はいい、プレイは最高、という類。  先日、イースト・ヴィレッジのアヴェニューAで、久しぶりにジョー・ストラマーの壁画に会った。この2ブロック先に、2004年まで住んでいた。2002年にジョーが亡くなった時、ここに花と写真が添えられていた。それからしばらくして、壁画が描かれていた。私は、ジョーの... ...続きを見る

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2009/06/21 13:00
PUNK TWIN SOUL
「そして、自分の半分、自身の片割れに逢った者たちは、驚くべき愛と友情と親密さの顕れに呆然とし、一時たりとも相手から目が離せなくなる」 −プラトン ...続きを見る

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2009/03/14 12:47
CHARLIE PARKER Jazz Festival '08
  今日はイースト・ヴィレッジのトンプキンス・スクエア・パークで開かれたチャーリー・パーカー ジャズフェスティバルに行った。野外コンサート日和の日曜日で、無料ということもあり大勢の人が来ていた。  私は2004年まで、この公園のすぐそばに住んでいた。久しぶりのアヴェニューA沿いは新しい店もできていたが、公園の方は変わっていない。  着いたのが4時で、エリック・ルイスのバンドが演奏をはじめたところだった。その後がジェリー・ゴンザレス&フォート・アパッチというラテンジャズ、6時を過ぎてトリが... ...続きを見る

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2008/08/25 13:36
稀有なヴォーカル
  先週木曜日の夜、ジミー・スコットのライヴに行った。59丁目をセントラルパークに沿って、時々夜桜を見ながらタイムワーナ センターの中にあるDizzy's Clubへと向かう。Dizzy's Clubは眺めが最高にいい。ステージの後ろに、摩天楼がパノラマヴューで見える。NYの夜のクールでゴージャスな気分を盛り上げる設計だ。  ジミー・スコットは、奥さんに押されて車椅子で登場した。オープングに"All of Me"を歌ったが、やはり往年の歌唱力は期待できない。まぁ、私も含め客はみんなそれを承... ...続きを見る

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2008/04/21 11:41
ルイ・アームストロング ハウス
  ジャズの父、トランペットの神様、サッチモことルイ・アームストロングは1901年ニューオーリンズで生まれた。彼が1943年から亡くなる1971年までルシール夫人と過ごした家は、ニューヨーク、クィーンズのコロナというところにある。そこは今、ルイ・アームストロング博物館として公開されている。  すでに大スターだった人間の住まいとしては、とても慎ましい。家の中は、当時アームストロング夫妻が生活していたままの状態で保存されている。1階のリビングにはアップライトのピアノと音楽なら何でも好きだったサ... ...続きを見る

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2008/03/31 10:09
少々恐い道楽
  今年になってから、三味線を習いはじめた。きっかけは去年の秋、長年三味線を弾いているという人に出会い、話がはずんで「もしやる気があるなら、教えてあげるわよ」と言われたことだった。師匠じゃないから、お稽古の謝礼はいらないという。タダと聞いて欲の皮がつっ張った私は「ぜひお願いいたします!」と即答した。折りしもそのひと月後、日本へ帰国することになっていたので、浅草にある三味線屋の場所を教えてもらった。  浅草寺をお参りした後、仲見世を横に入ったところにある三味線屋へ行くと「ちょうど三日前に、中... ...続きを見る

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2008/02/16 12:51
スージー・スー in NY
  先程、ダウンタウンのIrving Plazaで行われたスージー・スーのライヴから帰って来た。ニューアルバム"MANTARAY"の発売記念ツアーということらしく、その"MANTARAY"からの曲の演奏がほとんどだった。  私がスージーに入れ込んでいたのは高校生の頃で、女のシンガーでは音楽も声もルックスも一番好きだった。一度、スージー&ザ・バンシーズ日本公演 AT渋谷公会堂へ行ったこともある。デカダンで中性的な匂いのするのがたまらなくカッコよかった。"Kiss in the Dream H... ...続きを見る

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2008/02/10 16:13
ステファニー・ブライス リサイタル見聞録
 12月7日にカーネギーホールで催されたステファニー ブライスのリサイタルは、なかなか面白かった。遅くチケットを買ったわりには、前から6列目のステージ正面といい席だった。ざっと客席を見渡したら、年齢層が高い!お年寄りがほとんど、これぞシルバーシートだ。私なんぞ若輩者でした。人種層は白人95%、有色人種5%といったところ。その中でアジア系は2%程度だろう。  ピアノ伴奏はウォーレン ジョーンズという人だった。シューベルトは学校の教頭先生かなにかだった父親から 「音楽家なんていう喰えない... ...続きを見る

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2006/12/17 10:17
影を慕いて−[パープル レイン] プリンス
 クリスマスソングがあちこちで聞こえ、もうそんな時期なのかと思う。イルミネーションの飾りつけで、夜が一段と明るくなった。最寄の駅前では、もみの切り木が並ぶ市も立っている。寒気の中、すがすがしい森の匂いをくぐって帰るのは、師走の記憶の一つとなって久しい。  日本レストランでは、演歌がよく聞こえる。歌なしBGM用が多いが、ニューヨークでもこの時期に演歌を普段より聞くように感じるのは、日本で年の瀬に演歌がよく流れていたという記憶から連鎖してのことだろうか。  演歌で今唯一持っているのは、古... ...続きを見る

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2006/12/10 02:09
天国の歌劇場で−エンリコ カルーソー
 書き出していくと如実になってくるが、クラシックに関してどうも私は極めてアクの強いアーティストが好きなようで、曲を聞いた時「モーツァルトがかかってる」とか「これはショパンのエチュードだったかな」とか「ヴェルディのオペラ曲か」と作曲者の名が出るより先に、「おや、ホロヴィッツですな」とか「あっ、カラスだ」とか「ステファニーじゃん!」と演っている人間の方が飛び出す、それぐらいになるような演者でないとCDを買う気にはならない。真性クラシックファンじゃないからか、いや、それより俗趣味(ミーハー)な... ...続きを見る

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2006/11/10 13:30
高貴なる声−ステファニー ブライス
 きのう、MET(メトロポリタンオペラ)で「マダム バタフライ」を観た。哀れなストーリーである。もしかしてプッチーニはピンカートンがアメリカ人だってことで、イヤ〜な無責任野郎を設定したんじゃないのか? 「アメ公は恋愛して立場がマズくなると、女を見捨てて逃げ出すんだぜ。恋を語る資格なし。オレたちイタリア男は、なんだかんだあっても最後はちゃんと恋人を抱きしめて幕引きになる。それが恋の道だね」 とかなんとか...いや、勝手な想像ですが。  私は歌を聞くより舞台美術を観るためにオペラに行く... ...続きを見る

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2006/11/06 12:09
子供の情景−ウラディミール ホロヴィッツ
 しょうもない駄々こね爺なんである。直にお会いしたわけではないし、リサイタルに行ったこともないけど、駄々っ子ぶりのエピソードを聞くたびに、そうだったんだろう、目に浮かぶわ、なにせホロヴィッツだし、とすべて納得してしまう。良くも悪くも子供のまんま年をとった御仁だから、あんな音色が出せたのだと思う。何も考えてないというか、終始心の向くまま弾いている。勿論、どんなピアニストもあらん限りの情感をこめて演奏する。下手な邪念や厭味な自意識にとらわれ純粋さが失われるのは、芸術として最も避けるべくことに違い... ...続きを見る

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2006/11/03 13:07
エデット ピアフの歌   
 夕方6時過ぎに、ミッドタウンのブライアント パークにふらりと入ったら、いやにクラシック調のメリーゴーラウンドが設置されていた。(写真のものによく似てた)  照明はついていたが、誰も乗る人はいなかった。エデット ピアフが流れていたから、パリスタイルを意識したものなのだろう。ベンチに座って、しばらく眺めていた。Tシャツ一枚でもいいほどの暖かい陽気だったが、わずかに黄色味がかってきた樹々の葉は、夕暮れに秋らしさを添えていた。  聞きおぼえのあるピアフの歌だった。別にもの哀しい気分ではなか... ...続きを見る

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2006/10/05 14:39

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