春は春なり そろそろ二月も終わり、今日などは寒の戻りの寒い日だったが、日差しは春らしさが定着してきた。花を咲かせる樹々も目にするようになった。これはカンヒザクラという種かな。空地の角に咲いていました。 オンライン読書会の今月の本は、小林秀雄「様々なる意匠」だった。27歳で書いたそうだ。凄すぎる...一読… コメント:0 2021年02月27日 花草木 徒然書き 続きを読むread more
類は友を 二年前に買ったカランコエは、そこそこ枝葉を伸ばしてはいたが、一向に花が咲かなかった。と、すっかり諦めていた昨年の初夏に、一房だけ花が咲いた。肥料をやったらその秋に、また二房だけ花が咲いて、今、早春につぼみがついた。なんとも気まぐれなカランコエである。 「頭の良くなるカランコエ」というキャッチがついているらしいから、ご利益がありますよ… コメント:0 2021年02月21日 徒然書き 花草木 続きを読むread more
湖畔の宿よ 小学生の時分、徒歩遠足で訪れた湖に行って見た。車で走ったが、かなりの距離があった。小学生にはちょっと遠かったのではないか。実はこの時、風疹に罹ったのがわかって、お弁当も食べずにタクシーで家まで帰らされたのだった。そんなわけでロクに観光もできなかったのだが、ここは灌漑用の人造湖で、ヘラブナ釣りに来る人がいる場所だ。 湖畔の店は… コメント:0 2021年01月31日 徒然書き 続きを読むread more
冬至越え 昨日、冬至を迎え、今日から少しづつ日が長くなる。寒さの方は、これから本格的になる。空地の脇に柑橘類がたわわに実っていた。柚子だろうか。昨夜の柚子湯は爽やかであったかくて気持ち良くて、ケケケと笑いが漏れたなぁ。 この冬は寒くなりそうだけど、石油ファンヒーターを買ったため快適に生活できている。日本に帰国してから築百年の隙間風だらけの家… コメント:0 2020年12月23日 徒然書き 続きを読むread more
恋する能楽レクチャー 「たかさき能を楽しむ会」主催のレクチャーに行ってきた。講師は観世流能楽師小島英明氏、テーマは能劇に出てくる恋する女性、今回は「葵上」、「野宮(ののみや)」のシテ、六条御息所を取り上げた。 源氏物語には光源氏と逢瀬を重ねるたくさんの女性がいるが、六条御息所は位の高い家に生まれ、東宮の妃であった高貴な女性、年下の光源氏との恋にのめ… コメント:0 2020年11月29日 映画 舞台 続きを読むread more
十一月の紅 日本では勤労感謝の祝日、米ではサンクスギヴィングの祝日の週、紅葉たけなわの山間へ行った。琵琶曲の紅葉狩に「霜葉紅於二月花」霜葉(紅葉)は春先の花よりも紅い、という詩吟があるけど、春は花が主役、秋は葉が主役となる季節だ。 紅葉伝説では、平維茂が戸隠山で紅葉見物をする美しい女人たちに会うが、その正体は鬼だった。きっと女人たちのまとった… コメント:0 2020年11月25日 徒然書き 花草木 続きを読むread more
十三夜に この前、十五夜を祝ったので、今夜の十三夜もささやかに祝う。先日、母の四十九日が終わった。早いものだなぁ。こうして、いつも月日は過ぎてゆく。生きる者にも故人にも、平等に。ただ、その人との距離はあまり変わらないのかな。惜別のあの日が遠ざかっていくだけで。 そちらは、月に手がとどく近さじゃないですか、お母さん。 最近読んだ… コメント:0 2020年10月29日 徒然書き 続きを読むread more
秋の草花 今年の曼殊沙華は、開花が少々遅い気がする。彼岸を過ぎてから咲き出すもの、あるいはまだ蕾でいるものも多い。長梅雨だったのが影響しているのだろうか。でも、これが咲くと、もう秋です。 曼殊沙華の赤は、夏の花の燃えるようなそれとは違い、蝋細工めいた、いにしえの異国情緒を感じさせる色だ。 薄かぁ。今年は十月一日が十五夜なのだそう… コメント:0 2020年09月29日 花草木 続きを読むread more
夏と一緒に往った人 九月一日未明、母が永眠した。通夜も、葬儀でも、私は泣かなかった。母はここ数年 寝たきりになり、病院のベッドに両腕を縛り付けられた状態だった。本人は勿論嫌がっていたし、見る方も辛かった。だから本当を言うと、これでやっと自由になれたね、よかった、という気持ちの方が、悲しさよりずっと大きかったのだ。安らかに息を引き取ったと、担当医から聞い… コメント:0 2020年09月15日 徒然書き 続きを読むread more
記憶の風景ふたたび! 八月最後の日曜日。暑い暑いと言いながらも日暮れは早くなり、なま温かい風も心做しか盛夏のそれとは微妙に違った肌触りがする。 夏草の茂る山の神社の二重塔婆、この多宝塔は天文三年(一五三四)に建造されたものだという。織田信長の時代からここに建っているわけか。すごい、うん、すごいよ。 この神社の参道入り口両側にある木の灯篭を見て、… コメント:0 2020年08月30日 徒然書き 花草木 続きを読むread more
盆過ぎの葉月 うちのあたりは、お盆は八月十五日の旧盆で行なっている。調べてみたら、明治以前は旧歴七月十五日がお盆だったようで、それでいくと今のカレンダーでは八月末か九月に入ってからだ。だからなのだろう、昔の人は盆が過ぎれば秋の風になる、といったのは自然のことだ。盆の送りも終わり、激しく降る夕立、車の中から。 叔母の眼科診断の付き添いで… コメント:0 2020年08月19日 徒然書き 続きを読むread more
ローカル線に乗って 叔母の眼科診断の付き添いで、隣県の大学病院へ行くことになった。歩くペースも大変遅くなった叔母と、ローカル線の駅へ向かう。もともと小柄だったが、今や並んで歩くと旋毛まで見えるぐらいに小さい。 古い記憶の断片がある。私はねんねこ半纏に包まれてじいさまに背負われ、この駅の玄関口で汽車を待っていた。隣に叔母が付き添っていた。幼児の頃… コメント:0 2020年07月30日 徒然書き 続きを読むread more
長梅雨もそろそろ 昨年も梅雨が長かったが、今年はさらに長びいている。もしかしたら、明けるのは8月に入ってから、という予報もあるみたいだ。梅雨の合間の晴れた日というのも、今年はあまりないよう。それでも、しばし雨が止んだ夕空は、時折はっとするほど綺麗だったりする。 雨のお蔭で熱帯夜などもまだほとんどなく、これだと暑中お見舞いを云うのもまだはばかられ… コメント:2 2020年07月24日 徒然書き 続きを読むread more
圓生一門 本当の話 コロナウィルス感染拡大防止対策の緊急事態宣言が出された4月7日から、図書館はずっと閉館になっていた。閉館になる前に取り寄せリクエストしていた3冊の本が届いた知らせがあったのは6月18日、先月25日に宣言解除されてから約20日後だ。現在でも、館内の机で閲覧はできない。貸出返却のみ、コピーもダメ、滞在時間は30分めどとなっている。 … コメント:4 2020年06月28日 落語 芸能 続きを読むread more
雨告げ花 関東も梅雨入りだ。山に近い農業観光センター前の紫陽花ロードは、思った通り花が咲いていた。 雨が降って、嬉しそうなのはだぁれ? コメント:0 2020年06月14日 花草木 続きを読むread more
緊急事態明け 新型コロナウィルス感染の緊急事態宣言が、ようやく25日に解除された。まだワクチンもない状態だから感染対策は怠れないとはいえ、気分的には少し楽になった。しかしこれから暑くなるのに、マスクをするのは難儀になるなぁ... 山の湖も、外出自粛が解けて釣りに来た人の車があちこち停まっていた。素晴らしい五月晴れの午後… コメント:2 2020年05月31日 花草木 時事・世相 続きを読むread more
親子でコラボ 4年前に米国から帰国し実家に戻った時、トタン屋根の錆どめが剥げているのを父が直した。直したといっても上から錆どめを重ね塗っただけで、市販のものを買って急場しのぎ的にやったものだから、しばらくしたらまた割れて剥げてきた。今回、しっかり下地から塗り直そうということになって、古い錆どめを全部剥がすことにした。 業務用の強い剥離剤を買い、… コメント:0 2020年05月26日 徒然書き 続きを読むread more
インドア ゴールデンウィーク ゴールデンウィークに入るが、コロナウィルス感染緊急事態で自粛要請は続く。桜前線はこれから津軽海峡を渡り、北海道に上る頃だ。今年は見る人もずっと少ないけれど、もちろん花はそんなことは関係なく、純粋な自らの欲求で内から開く。 日本中必要以上に恐れている傾向があるように感じているが、外出時のマスクやまめな手洗いは、最低限の社会的エ… コメント:0 2020年04月30日 時事・世相 続きを読むread more
月に叢雲 花に風 新型コロナウィルス感染が治まるどころか拡大し、昨日ついに安倍総理は東京はじめ7都府県に「緊急事態宣言」を出した。埼玉県もその内に入っている。学校のほとんどが5月の連休まで休校となったが、今日は新入生だけで慎ましく入学式を行ったようだ。 今年の桜は例年よりずい分早く開花したものの、その後、雪が降ったり寒い日があったりで花が一斉に開か… コメント:0 2020年04月08日 花草木 時事・世相 続きを読むread more