世界最高級の絹糸メーカー

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  最近、日本では貴重になっている養蚕農家を見学させてもらった。場所は群馬県藤岡市郊外。世界遺産になった富岡製糸工場もあるように、昔から群馬県のこの地域では養蚕が盛んだった。しかし農家の担い手の高齢化が進み、現在養蚕をしている農家は数えるほどになってしまった。
 養蚕は春から初夏にかけてのものかと思っていたら、年に4回ぐらい、秋までやっているそうだ。私が子供時分に見た家は二階にお蚕(かいこ)棚を造っていたが、こちらの農家は平屋で育てていた。






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 入り口を入ると、中は煙たかった。湿気が高くなるのを防ぐため、薪を焚くのだそう。












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 農家の人は、もうすぐ「お蚕を上げる」と言っていた。蚕が充分大きくなってきたので、繭をつくってもいいように別の場所へ移すという。一匹手のひらにのせてみた。ぷにゅぷにゅ、ひんやりしてて動きはのろく、頭をもたげるしぐさはけっこうかわいらしかったりする。
 









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 これだけの桑の葉を敷きつめるのは、大変だろうなぁ。ちょっと嬉しいことに、絹糸の値段が上がっているので、群馬県下で養蚕をする農家がまたボチボチ出てきたそうだ。
 日本の絹糸は断トツで世界最高級だ。ヨーロッパの超一流デザイナー、服飾ブランドはみな日本産の絹を欲しがる。さもありなん、農家ではこれだけの手間をかけ大事に育てているのだから、トップクオリティにもなるだろうと思いますね。








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 庭に生えた茗荷(みょうが)をおみやげにもらった。よく育っていて、お味噌汁に入れたとっても美味しかった~! 秋ならではの味覚ですな。












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 柿の木も実をつけていた。これは渋柿なので、干し柿用なのだそうです。農家の人はみんな料理がすごく上手で驚かされる。
「昔はね、嫁に来ると教えられてやったんだよ」
 当時は今とは比べ物にならないほど、なんでも手間がかかって重労働だったと笑って言う。実際に見せてもらうと、その働きには頭が下がる思いだ。おみやげにもらったとろけるような里芋の煮つけを、かみしめかみしめいただきました。









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