晩秋の調べ

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  紅葉もはや散りはじめ、初霜も降りた晩秋の休日、うちの流派の琵琶全国大会に行って来た。場所は市ヶ谷、立派な会場で、全国の支部から多くの方々が集まっていた。
 私の所属する支部から今年出演した先輩は大会は初めて、演目は「屋島の譽」でした。栃木県出身なので、那須与一にはことの外思い入れがあり、一番好きな曲なのだそう。先生から琵琶中毒と言われるほど練習熱心な方で、本番も熱演だった。お見事!


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 お昼の休憩というのがないため、時間を見計らいロビーでコンビニおにぎりを食した。天気がよく、JR市ヶ谷駅とそこに隣接した釣り堀が見晴らせた。昔、電車でこの釣り堀を通りかかる度に、都会の喧騒にぽっかり空いたのんびり空間で釣り糸をたれ、寝椅子に横になって本を読んでみたいと思っていたっけ。
 駅前に武蔵美のビルがあった。ずいぶんと都心に進出したんだなぁ。






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 紋付き袴姿の男性の演奏。本当に、琵琶は演奏する人の数だけスタイルもあるので、いろいろな人の演奏を聞くのはたいへん勉強になります。奥傳になって間もない方、ベテランの支部長、様々だが、ここまで来るのにみんな日々練習に励んで来たのだ。素晴らしいです。








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 石田琵琶店の息子さん、石田克佳氏が出張修理で来ていた。米国にいる私の友人のお兄さんと克佳氏が幼馴染だという奇遇で、前から話題には出ていたのだが、実際にお目にかかったのはこの日が初めて。
 克佳氏は薩摩琵琶正派の演奏家でもある。こんな風に片目を細めて楽器をチェックしている姿、カッコいい!











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 女性は美しいきもの姿で登場。この方も粋に着こなしていますね。演目は「西郷隆盛」、声量のある迫力の歌でオーディエンスを圧倒していた。ううん、実に勉強になった一日だった!














 

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