緊急事態明け

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 新型コロナウィルス感染の緊急事態宣言が、ようやく25日に解除された。まだワクチンもない状態だから感染対策は怠れないとはいえ、気分的には少し楽になった。しかしこれから暑くなるのに、マスクをするのは難儀になるなぁ...
 山の湖も、外出自粛が解けて釣りに来た人の車があちこち停まっていた。素晴らしい五月晴れの午後、いつも見ているのとは反対側の岸からの風景は、まるで違って映った。明日から6月、緊急事態明けと入れ替わりに、そろそろ梅雨入りだ。


 しばらく前まで、桐の花が咲いていた。NYに住んでいた時、近所にあった大きな木が、毎年初夏が近づくとうす紫の花を咲かせ、香りがとても良かった。小夜啼鳥(ナイチンゲール)の鳴く夜など、しばし木の下に立ち止まり、香りにうっとりした。それは桐の花だった。あの大きな木がある日切られてしまっていて、ずい分がっかりしたものだった。

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 嗅覚は人間の感覚の中で一番原始的なものだという。嗅覚だけが唯一、脳に直接信号を送ることができる。だから匂いは記憶をダイレクトに呼び起こすのだと。

  ひとはいざ 心も知らずふるさとは はなぞ昔の香ににほいける

 

この記事へのコメント

2020年06月23日 06:33
カーラビンカさん

すっかりご無沙汰しております。
まだ覚えていてくださいますかしら?
ブログを休み、また休みしているうちにブログの更新方法が一新され、苦労しながら再開したところです。以前より使い勝手が悪くなったように感じるのは、長いこと怠けていたからでしょうか。

さて、桐の花。
私の懐かしい記憶の中で音もなく振り続けている花です。
小学校の3年まで住んでいた家の玄関近くに大きな桐の木がありました。
玄関先で遊んでいるとほろほろと桐の花が音もなく落ちてきます。
カラタチや秋海堂、水引の花も咲いていたはずなのに、気が付けば足元に散っていた薄紫色の桐の花のことばかりが思い出されるのです。
20年くらい前には、あの古い家と一緒に桐の木もなくなってしまいました。最近は庭先に桐の木があるお宅も見かけません。山近くの雑木林でうっすらと煙るように咲いている桐の花を見るばかりです。
カラビ
2020年06月29日 08:56
aostaさん、コメントありがとう御座います。
お元気でお過ごしでしょうか。

確かにウェブリは使い勝手が変わって、私もまだぎこちない感じがありますねぇ。

うす紫の筒状の花はずっと何の花だろうと思っていて、ある時に桐の花だとわかりました。「あの花札の?」みたいな。(笑)
夜の闇の中であの香りに包まれた時の至福感は、記憶に残るものです。桐の花が好きな人は、意外と多いかも知れませんね。