ローカル線に乗って

  叔母の眼科診断の付き添いで、隣県の大学病院へ行くことになった。歩くペースも大変遅くなった叔母と、ローカル線の駅へ向かう。もともと小柄だったが、今や並んで歩くと旋毛まで見えるぐらいに小さい。  古い記憶の断片がある。私はねんねこ半纏に包まれてじいさまに背負われ、この駅の玄関口で汽車を待っていた。隣に叔母が付き添っていた。幼児の頃…
コメント:0

続きを読むread more