記憶の風景ふたたび!

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 八月最後の日曜日。暑い暑いと言いながらも日暮れは早くなり、なま温かい風も心做しか盛夏のそれとは微妙に違った肌触りがする。
 夏草の茂る山の神社の二重塔婆、この多宝塔は天文三年(一五三四)に建造されたものだという。織田信長の時代からここに建っているわけか。すごい、うん、すごいよ。

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 この神社の参道入り口両側にある木の灯篭を見て、あれっと感じた。まだ4、5歳の頃だ。祖母はよく私を連れて、あちこちを歩いていた。一度、どこか丘陵のようなところをのぼると、灯篭があって、参道が伸びている風景を見た記憶があった。不思議な風景だったので憶えていたのだが、それがどこなのかはわからなかった。あれは夢だったのかな、とも思った。今日、この山の神社に来て、あの風景はここだったのではいかと思った。記憶では灯篭は石だったが、参道の伸びて宮に上っていく具合が重なるものがある。きっと祖母と一緒に来て見た風景は、ここだったのだ。半世紀を経て、甦った!


osribna.JPG 線路土手のおしろい花も、そろそろフィナーレだ。遠い夕月が淡く浮かぶ。




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