十三夜に

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 この前、十五夜を祝ったので、今夜の十三夜もささやかに祝う。先日、母の四十九日が終わった。早いものだなぁ。こうして、いつも月日は過ぎてゆく。生きる者にも故人にも、平等に。ただ、その人との距離はあまり変わらないのかな。惜別のあの日が遠ざかっていくだけで。
そちらは、月に手がとどく近さじゃないですか、お母さん。


wgbk.JPG 最近読んだ本、えらく読みごたえあり。読後、しばし動けなくなった。旧ソ連時代の話。ロシア人の信仰とその弱点が鋭く分析されている。著者はスターリンの反ユダヤ主義時代に抑圧を受けたワシーリー・グロスマンだ。懐かしい過去も立ちあらわれてはくれなかったラスト、でも決して暗くはなく清涼な風が吹き抜けている。あらゆる人間に、平等に。

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