十一月の紅

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 日本では勤労感謝の祝日、米ではサンクスギヴィングの祝日の週、紅葉たけなわの山間へ行った。琵琶曲の紅葉狩に「霜葉紅於二月花」霜葉(紅葉)は春先の花よりも紅い、という詩吟があるけど、春は花が主役、秋は葉が主役となる季節だ。
 紅葉伝説では、平維茂が戸隠山で紅葉見物をする美しい女人たちに会うが、その正体は鬼だった。きっと女人たちのまとった着物も、紅葉をうつし取ったように艶やかであったろう。



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 山の神社はその日、火鑚祭(ひきりまつり)だった。冬に向けた火事除けの神事だという。稲穂も献上されていたので、秋の収穫もお祝いしている。こういうの見ると、なんか嬉しくなりますね。もういつの頃かわからないぐらい遥かな昔、われわれの祖先たちから受け継いできたものがここにある。われわれはどこから来たのか、何者であるのか、を語るものだ。



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 拝殿のお供え物。こちらも素朴で素敵です。💓



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    この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉




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