湖畔の宿よ

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  小学生の時分、徒歩遠足で訪れた湖に行って見た。車で走ったが、かなりの距離があった。小学生にはちょっと遠かったのではないか。実はこの時、風疹に罹ったのがわかって、お弁当も食べずにタクシーで家まで帰らされたのだった。そんなわけでロクに観光もできなかったのだが、ここは灌漑用の人造湖で、ヘラブナ釣りに来る人がいる場所だ。
 湖畔の店は全部閉まっていた。冬場でコロナ禍だからというのではない。ほとんどがすでに何年も、もしかしたら何十年も空き家になっている感じで、窓ガラスは埃で濁り、玄関には枯れ葉が吹き溜まっていた。
 水面に張り出したかつての宿屋や食事処だった家は、さざ波にゆらゆらと照らされる光を受けて建っていた。改築したら素敵になるんじゃない?例えばあの最上階をサンルームにして、バルコニーを拡げて...などと想像してみた。いっそベニス風の建物に、とかね。


IMG_0403.JPG 最近、ぼちぼち古井由吉を読んでいる。かなり昔、ニューヨークにいた頃、友達に薦められて一度読んだことがあったが、その時はピンとこなかった。だが、ここのところ読んだ小説は結構よかった。短編なんかも、特にラストに感じ入った。というか、途中はぼーっと読んでいて、ストーリーも頭に入っているのかいないのか曖昧なのだが、時折、はっとするような描写・表現に目が覚めるような感覚がある。この本は図書館で借りたものだが、あらためて購入しよう。もっとよく再読したい。
 
 佐藤陽子のバイオリン曲を聞いている。彼女にも最近になって興味を持った。池田満寿夫との共著「こういう女ならすべて失ってもいい」を読んで何度も唸った。もっと早くにこの本に出会っていたらよかったよ~ん
 佐藤陽子はバイオリニスト・音楽家としては誰もが認める天才だが、恋愛においても天才的で、池田満寿夫との結婚(事実婚)では、彼女は女神だったのだと思った。素晴らしい女性です!池田満寿夫もあっぱれ!







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