女体面と夜桜と

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 うちの方の桜は今まさに満開、川沿い土手の「千本桜」は、夜になるとライトアップされて綺麗だ。ここのところ日が沈んでも暖かいので、家族で花見に来る人も多い。


nohmask2.JPG 「たかさき能を楽しむ会」主催『能面における女性の表情変化』レクチャーに行った。講師は観世流シテ方能楽師山崎正道氏だった。
 男性は動きや舞台道具などで感情を表現するのに対し、女性のそれは、顔の俯き加減などで表現することが主だ。そのため、女体面は表情が実に精妙で豊かにつくられている。
 多々ある女体面のうち、いくつかを見せてもらった。小面は十六~十八歳、若女は二十~二十五歳、増女(ぞうおんな)ざっとそのような括りになるそう。流派によって、使う面もあったり無かったりするとのことです。



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 これは「泥眼」、目と歯が金色にほどこされているのは、超自然な人外のものを表す。この面をつけるのは「葵上」で生霊になって登場する六条御息所が有名だ。
 上向きと下向きで、まったく表情が違ってくるのがわかるだろうか。すごい!



nohmask1.JPG 般若は実は女性だというのはよく知られている。そして般若にも種類があり、写真の白般若は角が内側に向いており、高貴な身分の女人が変化(へんげ)したことを表すそうだ。対して赤般若というのは角が外に向いていて、これが着けられるのは「黒塚」の鬼婆など。
 いや~、勉強になりました。いい企画を催して下さったたかさき能に感謝です! (あ~、国立能楽堂へ観劇に行きたいよ~っ})


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  桜にかかる朧月。 しばし川岸で、春風に頬を撫でられるを楽しむなり。




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