テーマ:旅行記

江島神社 献奏

  私の所属する琵琶流派が毎年恒例の「江島神社献奏」を行うにあたり、先輩が出演するので、荷物持ち兼ねて行って参りました。  いや~、江の島なんて小学校の修学旅行以来ですわい。レトロな江ノ電にも初めて乗った。駅を降り、江ノ島へかかる弁天橋を渡る前に、先生、先輩、私三人で名物しらす丼を食べた。美味しかったなぁ。
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秋まつりの流鏑馬(やぶさめ)奉納

          女性の流鏑馬射手   群馬県藤岡市の田園風景にある本郷埴輪窯址のすぐそばに建つ土師神社の秋祭りに行ってきた。この神社の祭神は野見宿禰(のみのすくね)、相撲の神さまだ。また野見宿禰は、埴輪をつくって殉死の風習に代えたと日本書紀に記されている。ここ本郷は古代期、埴輪をつくる土師部(はしべ)が多く住む…
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列車で行く会津

    今年の秋の彼岸は、会津若松まで列車の一人旅をした。磐越西線に乗りたくて、行きは新潟まわりのルートを取った。雨模様だったけれど、初秋の山間にかかる繭糸のような雲霞を分けて進み、時折阿賀野川に寄り添って、それも終わるといよいよ会津平野が広がっていく。  会津若松に着いたら、空が晴れて天気になった。ラッキー…
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昔々、小諸城址で

  小学校の遠足で、長野の小諸城址を訪れたことがあった。ぐるり歩いて出発の時間に集合場所へ向かうと、何人かの男子が、あっちの方で葉っぱを吹いていた人がいたと言っていた。  それから間もなく、今度は家族で再び小諸城址を訪れた。その時、石垣近く晩秋の日だまりで座布団に座り、旅行者と話しているお坊さんのような人に会った。膝元に置かれた茶…
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レマン湖 虹の刻

  スイス、ジュネーヴ市は、さすがヨーロッパの金持ちが住んでいるだけあって、とても綺麗な街だった。ほぼ毎日初夏の晴天に恵まれ、気温は高いが湿度低く、まさに私の好きなあの気候だ!  レマン湖に流れ込むローヌ川は、途中で砂利や砂を拾い上げる作業があるらしく、そのため湖の透明度は驚くほど高い。 …
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アルプの山と湖畔の町

  仕事のお手伝いで、スイス、ジュネーヴへ行った。市内観光はあまりできなかったけれど、半日ばかり時間が取れたので、国境を越えたフランスにあるアヌシーという町へ足をのばした。  湖(アㇴシー湖)沿いにアルプ山脈を見上げ、旧市街に中世の石造りの建物が残っている。町中を流れる運河も小じんまりとして綺麗な景観をつくっている。…
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会津若松、彼岸花の頃

  八月の佐渡の叔父御の墓参りにつづき、この秋の彼岸は父と一緒に、母方の祖父母の墓参りに会津若松市へ行って来た。私は小学生時分、夏休みはほぼ毎年、会津若松で過ごした。最後に行ったのは祖父の一周忌で、あれから三十年以上経っていた。  父と高速道路を半分づつ運転し、正午に会津若松に到着した。父が母と一緒に最後に墓参りに来たのは…
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佐渡 -晩夏夢語り 4

     よく晴れた朝、義叔母にお供をして叔父御の墓参りへ行った。墓は佐渡畑野町本光寺にある。よく清掃されたお寺の、小じんまりとした日あたりのいい墓地だった。ここのご住職が叔父御の接骨鍼灸院に患者さんで来ていたことがあり、とても気が合って、また本光寺は実家と同じ日蓮宗だったから、叔父御は死んだらご住職のところでお世話になりたい、と…
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佐渡 -晩夏夢語り 3

  八月の佐渡は、能楽好きにはたまらんなー。なんたって、島のあちこちで薪能や夜能を催していて、しかもそのほとんどが神事として奉納する意味があるため無料だというのだ。  この日は、金井能楽堂の世阿弥供養祭能楽大会へ行った。  途中の道、義叔母が畑野にある長谷寺(ちょうこくじ)を案内して…
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佐渡 -晩夏夢語り 2

  百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも      なほあまりある 昔なりけり 【現代語訳】 宮中の古びた軒に茂った忍ぶ草を見るにつけ          偲んでも偲びきれないのは、懐かしさばかりの古きよき時代のことだ。  百人一首の最後の歌は、順徳天皇の作である。承久の乱で鎌倉幕府に敗れ、父である後鳥…
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佐渡 -晩夏夢語り 1

  わが叔父御 が故人になり、はや4年が経つ。私はニューヨークで訃報を受け、葬儀には出られなかった。帰国したら墓参りに行こうと思っていた。叔父御の墓は佐渡ヶ島にある。  今は上越新幹線で群馬県の高崎から新潟まで75分程度になった。「国境の長いトンネル」の時代は遠くなって久しい。  新潟港から佐渡の両津港まで、カーフェリーで2…
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ナバホの聖地 アパッチの弥盛地

  夜明けのモニュメントバレーは寒かった。気温は0℃をちょっと超えたぐらい。5月上旬である。そのかわりというのも変だが、空気は澄み切って朝の冷涼な匂いが素晴らしく濃かった。一対のミットに例えられる右ミトン、左ミトンの岩山の間、水平になびく雲が光を孕んでいた。光はみるみる円形に輝きを増していき、やがて太陽が地平線までつづく乾いた大地を…
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アンテロープキャニオンじゃ、ため息ばかり

  ネバダから車でアリゾナへかう砂漠に雨が降り、虹がかかった。砂漠、雨、虹、私などには、めったにお目にかかれない風景だ。アンテロープキャニオンへの旅は、すっかり幸先がよかった。  アンテロープキャニオンはロウアーとアッパーがあって、ロウアーの方は鉄砲水による死亡事故も起こったため、少しでも雨が降ると閉められてしまうという。この日、…
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スケールが違う!Grand Canyon

 アメリカにいるうちにグランドキャニオンは見ておいた方がいいと思い、先日行ってきた。アメリカ旅行といえばここ、という人気観光地で、そんな騒ぐほどのもんかいな、と半信半疑だったけど、行って見てわかった。いや~、すごい!スケールが違う!  グランドキャニオンの上は一様に平らだ。そのため、一体自分は高いところから見下ろしているのか、それ…
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U.S. Capitol Washington DC

  もうすぐ長年住んだニューヨークを離れて帰国するので、今まで見聞していない米国の他の土地へ行ってみることにした。まず東海岸の近いところということで、首都ワシントンDCへ行ってみた。もう感想を述べてしまうと、あまり感動するようなものはなかった。1泊だったのだが、なんとなくニューヨークにホームシックみたいな気分だった。  とりあえず…
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San Jose 日本町

  この週末、西海岸のサンノゼへ行って来た。のんびりした空気の綺麗なところで、道の向こうに山がたっているのがまず目に飛び込んできた。日本の実家も、こんな風に山が見えていたのを思い出した。どこまでも平野がつづくニューヨークに、知らずしらず目が慣れてしまっていたのだなぁ。    サンノゼにはそれなりの日本人人口があり、日本人学校も…
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パラダイスの客 -Las Vegas

 ラスベガス大通りのコンビニストアのレジの列で、前に立っていた男が私をじっと見た。 「チャイニーズか?」  ウィスキーの小瓶を持っている。酒くさい。アル中か。 「ジャパニーズよ」  男はふっと笑った。 「わかりゃしないさ」  相手にしたくないので目を合わせなかったが、相変わらずどんよりした目で見られているのがわかった。 …
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春の嵐 去りて花

  天気が荒れて船が出ない恐れがあるというので、予定より1日早く隠岐を出た。米子に一泊し、翌日飛行場へ行くと、なんと羽田行き便がことごとくキャンセルになっている。カウンターで聞けば、東京の方はけっこう強風が吹いているという。次の日、実家でどうしてもはずせない用事があったので焦った。 「これから嵐が南下してくるようです。今日の飛行機は難…
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西ノ島にて 〈其のニ〉

  浦郷の船着場前にある岸本旅館で、日本海の美味しい魚料理をご馳走になりながら、ご主人の岸本さんから島のことをいろいろ聞いた。 「明日は遊覧船に乗れるでしょうか」 「どうですかね。国賀海岸は西北の風が吹くとダメなんですよ。南東の風なら、多少強くても大丈夫なんですけどね」 「悔しいなぁ。明暗(あけくれ)の岩屋には、どうしても行き…
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西ノ島にて 〈其の一〉

  七類港で隠岐汽船の切符を買った。うす曇りで肌寒い朝だった。船客の多くは地元の人のようで、2等船室に乗り込むやいなや、みんなさっさと陣取り毛布をもらって横になった。そういえば、昔、佐渡にいる叔父御を訪ねに行く時乗ったフェリーもこんな感じだったな。  波は穏やかで大きな揺れはほとんどなく、よって船酔いも免れ、時々うとうとしながら2…
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出雲再訪

  雨が降ったりやんだり、強い風の吹く天気の中、出雲大社へ行った。雨にけむる山々は幽玄で、こんな日の方が出雲大社のイメージに合うという感じがしなくもない。神社の門から参道に入る。まだ朝のうちだったからか、観光客もまばらだった。ここの参道は長くもなく短くもなく、これから参拝するという気持ちになってゆくには実にいい距離だ。雨に濡…
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松江再訪

  米子の空港は「鬼太郎空港」という名になっていて、いきなり目玉親父の人形に出迎えられた。バスでJR米子駅に行き、松江方面行きの電車を待つプラットホームから、80年代ニューヨークの地下鉄グラフィティを彷彿させるようなファンキーな列車が目に飛び込んできた。よく見りゃ、ねずみ男と鬼太郎ファミリーだよ。 「なんなんだ、このゲゲゲづくし?…
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辻 邦生のいないパリ

  8月真ん中の日曜日、パリへ行った。1993年以来のはずだ。オルセー美術館の印象派の絵の多くは、年月を経て発色が落ちていた。  素晴らしく天気のよい日で、ニューヨークと違い冷房のない地下鉄は、がまんできる程度に暑かった。4番線のオデオン駅から中世美術館、ソルボンヌ大を通りすぎ、パンテオンの白い大きなドームが正面に見えた。どん…
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水の都のさぶらふ -Brugges, Oostende

  ヨーロッパで水の都なら、南のヴェニス、北のブルージュである。ブルージュという名にはなんともいえぬしっとりした情感が漂っている。その響きから、誰もが訪れてみたくなる。私もその口だった。ブリュッセルから列車で1時間を過ぎた頃、オランダ語(フレミッシュ)でアナウンスがあった。 「次はブリュッヘ、ブリュッヘ~」 ...最後がへの字だ…
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スフィンクスの左眼 -Brussels

  ブリュッセル滞在中は天気に恵まれ、ほぼ毎日青空の広がる夏日よりだった。ベルギーの王立美術館には、一度行きたいと思っていた。理由は、クノップフ作「Les Caresses」の実物を見たかったから。今回それが実現するはこびになったので、とても嬉しい。  美術館へ行く前に、「不思議な国のアリス」に出てきそうな庭のある王宮を通った…
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路地の素敵な劇場- Brussels

  ブリュッセルへ着いた8月15日、当地は聖母被昇天祭とやらの祝日だった。北駅前はゴーストタウンみたいに静まりかえっていたものの、グラン・プラスは人が溢れていた。今まさに観光シーズンのピークだからねぇ。  グラン・プラスは四方をゴシック様式の建物で囲まれた広場だ。噂にたがわず壮麗といえば壮麗だが、こうどこもかしこもゴテゴテして…
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昼下がりの散策 -ルクセンブルク旧市街

  ブリュッセルの空港に着いたその足で、ルクセンブルクへ直行した。IC(インターシティ)で3時間弱、ルクセンブルク(フランス語でリュクサンブール)の中央駅に着く。聞こえてくるのは、フランス語とドイツ語。こんな機会でもないと、まず訪れることのないところだ。駅前のホテルにチェック・インを済ませ、真昼の太陽に照らされた大通りを北に15分ほ…
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ヴィパッサナー瞑想 Satipatthana Sutta  

  今年はまとまった休みがとれたのは8月で、その時期にサティパッターナ・コースがあるのは、一番近いところでベルギーのヴィパッサナー・センターだった。以前からベルギーには訪れたい美術館があったから、観光も兼ねて行ってみることにした。  サティパッターナ・コースの参加条件は、10日間コースを3回以上やっている生徒となっている。(私は昨…
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つきあたり、インド洋 -See You Again, Sri Lanka

  12月31日、朝早く起きて、ホテル2階のテラスで朝食を食べた。橙色の実をつけたキングココナッツの木から木漏れ日が射して、実に爽やかな気分だった。それにしても、大晦日という気分がまったくしなかった。真っ白いカード(ヨーグルト)にキトゥル・パニというシロップをかけて食べたのがものすごく美味しかったと熱く語ったら、ホテルの人がわざわざ…
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廃墟、あるいはニルヴァーナ -ANURADHAPURA

  電線で翡翠(カワセミ)が羽を休める田舎道の突きあたりに、ルワンウェリ・サーヤ大塔は座していた。真っ青な空に映える純白が美しかった。遺跡周遊券を見せて、敷地内へ入る。一体、この巨大なダーガバ(仏塔)の中には、何があるのだろう。もしかしたら仏教思想のごとく、中はまったくの空、空こそすべてであるのかも知れない。  ダーガバの落とす影…
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