テーマ:徒然書き

田植えとミレー

  梅雨の中休みらしいが、蒸し暑い~。じとっと皮膚にまとわりつくこの暑気は、日本らしいものの一つだ。私は気温が高くても湿度が低いHot&Dry気候はけっこう好きなのだが、湿度が高いとどうも消耗する。サウナ状態になる日本の夏は、かなり苦手だった。  人間なんて勝手なものさね。雨が降れば鬱陶しいの、降らなきゃ降らないで水不足と騒ぎ出す…
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立夏の調べ

  ヨーロッパでは最も美しい月といわれるのが五月、日本でも百花繚乱の季節だ。この頃、民家の庭や街路、その他いろいろなところで色とりどりの大きな花を咲かせる菖蒲を見かける。私が子供の時分には、あまり見た記憶がない花だ。ジャーマンアイリスという種類らしい。  わが家にも叔母の植えた株が、今年も綺麗な花を咲かせた。私が特に好きなのは、真…
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緑萌ゆる山間

 「目に青葉 やまほととぎす 初鰹」の季節です。この句の「やまほととぎす」とは、山で鳴く鳥の不如帰(ホトトギス)だと思っていたが、ヤマホトトギスという野草もあるのでそっちの方かな? http://www.mitomori.co.jp/hanazukan/hanazukan2.4.144yamaho.html  夕方近く、農業観…
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恩寵 降りしきる

 夏日の陽気に、城址公園の桜はますます散り急いでいた。地面もうっすらと桜色、ベンチに寝そべる私にも花びらが降りそそぎ、空から見たら桜色に染まっていただろうか。  花吹雪とはよく言ったものだ。こんな風景の中にいると、たとえこのまま死んでしまったとしても、幸福感だけを共に逝けるのではないか、と思ってしまう。それも桜の「狂気…
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花とともに昇れ

  今月半ばからの連日暖か陽気で、次々と春の花が咲き出した。お彼岸の梅につづいて、白木蓮も晴れた空に映えていた。  中学生になった頃、家の近くに住んでいた女の人が山の貯水池に身投げした。無口で、片足を引き摺って歩いていた。笑っていた顔は、見た記憶がない。自殺の理由は、夫に暴力をふるわれていたからとか、夫が他の女性とねんごろにな…
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家族の時間

 小さな町が梅の香りで満ちている春の彼岸入り。前日、叔母と墓掃除に行った。以前から墓掃除は叔母がひとりでやっていたが、4ヶ月ほど前に階段を踏み外し腰を圧迫骨折したため、まだ屈んだりができないので、私がやることになった。叔母の指示に従い墓石を布で拭いた。初めてやったが、けっこうな労力が要る作業で、こんなことを彼岸とお盆毎に叔母…
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豊かな生活とは

  用事があって、高崎市へ行って来た。まだ外出にコートは要るものの、日差しは随分と春めいてきた。二十四節気の暦にしたがえば、今は雨水(うすい)となる。春一番も、そろそろ吹く頃かなぁ。  私が高校生の時分は、北関東一の地方都市である高崎の中心街田町辺りはいつも人通りが多く活気があったものだが、いつの頃からかすっかり静かになってしまっ…
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立春一歩手前

 半世紀ぶりの強い寒波が居座っているそうで、毎日寒い~ お寺の鐘楼屋根の鬼瓦に「寒いと思えば寒い。寒くないと思えば寒くない」と喝を入れられている感じ。  秋に拾った紅葉の押し葉をデスクライトにつけてみた。なかなかいい。季節ごとの草花…
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謹賀新年 平成三十年

  謹んで新春のお慶びを申し上げます。  おめでたい宝船の絵を見つけました。今年は平成最後の年になりますね。ふと「平常心」という言葉が浮かびました。私への今年の助言なのかなと思っています。  世界、日本、皆様がご安泰であることを心からお祈り申し上げます。   ☆ カーラビンカ
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これもまた縁

  大好きな作家、辻邦生の父上がジャーナリストで薩摩琵琶演奏家だったというのは、氏の本で読んで知っていた。モノオペラ「銀杏散りやまず」は本人が原作を手がけ、出演もしている。(写真) 先日、私の琵琶の先生が、この秋に学習院大学資料館で開催された「辻邦生回顧展」のパンフレットを持っていた。 「石田さんの息子さんが、寄稿しているわよ」 …
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紅葉狩

   籬(まがき)の菊のうつろふを 誰しら雲の八重葎(やえむぐら)。    茂れる宿のさびしきに 人こそ見えね秋の来て 時雨をいそぐもみぢ狩。  今習っている琵琶曲「紅葉狩(もみじがり)」の出だし部分です。琵琶曲の歌詞は本当に美しい日本語で、感嘆うっとりしてしまう。そんな曲につられてか、山の貯水湖へ紅葉を見たくなり行ってみた…
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ジャック・オー・ランタンはいないけど

 日本は10月31日、NYならハロウィーンで盛り上がる日だ。昔住んでたアパートの玄関にも、誰かがつくったジャック・オー・ランタン(提灯ジャック)が飾られていたのを思い出す。  最近は日本でも、ハロウィーンには仮装して街に繰り出す若者が多い。私が知る限り、80年代はハロウィーンなんて全然ポピュラーじゃなかった。ベルリンに住んでいた時…
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ある貴人の名残り

  平家一門には風雅の道に長けた御仁が多く、中でも三位中将平重衡(しげひら)は囚われの身となった鎌倉の源頼朝の家臣の前で披露した歌・楽曲が見事であったことは、平家物語に描かれている。この時、重衡の側仕えを申しつかっていた千手(せんじゅ)の前という女性が弾く琴に合わせて、重衡は琵琶を奏でたとあるが、他のところでは千手が琵琶、重衡が横笛…
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彼岸の風景

  秋の彼岸の中日、ふと盆と彼岸の違いはなんなのだろうと思い、調べてみた。簡単に言うと、盆は先祖がこちらにやってくる日、彼岸はあの世とこちらの世界が一番近くなる日で、私達が先祖の元へ出向いて供養をする(つまり墓参り)ということだそうです。    九月に入ると早々、田舎ではよく田んぼの畦道に群生して咲く彼岸花を見か…
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この夏の風景たち

 梅雨明け間近頃、夕暮れの水田。     壮大に広がる雲。  田園を走る自動車もヘッドライトを点けはじめる頃。  雨模様の日、山に霞雲…
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思わぬ同居人

 昨日の夜中、部屋の襖の柱にこの御仁がはりついていたのを見つけ、「ひっ、トカゲ!?」と私は竦んでしまった。恐るおそる見たら、丸くて黒い目が意外と可愛かった。でもやっぱり家の中にいられたら、ちょっとねぇ... それ以上中に入って来て欲しくないので襖を閉めようとしたら、一瞬挟んでしまった。うわっ!とまた竦む私。御仁は畳の上に落ち、それか…
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とはずがたり-八月十五日

  琵琶を習いはじめて、もうすぐ1年になる。いつもながら、過ぎてみれば早かった。10月に初伝をいただく予定だ。私の先生は演奏経験が豊かで、広く名を知られている方なので、その先生から認めてもらっての昇伝ならとても嬉しいと思う。  今、私の琵琶は年に1度の「さわりとり」を職人の方にしてもらっている。柱の弦が触れるところ(さわり)に細か…
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蓮の池の女神様

  米国から夏休み帰国している友人と、上野の鈴本寄席へ行った。鈴本、いや寄席は久しぶり。あれ、多分、去年の同じ時期に浅草の寄席へ行って以来じゃないかしら?  昼の部の開演早々に入ったので、正直あまり期待していなかったのだが、どうしてどうして、最初に登場した柳家小はぜから、かなり楽しめた。小はぜさんは昨年11月に二つ目昇進とのこ…
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ずっと言いたかったことは

  梅雨の晴れ間の陽に照らされた垣根の紫陽花と凌霄花の落花の色合いは、昔も今も変わらない。  ニューヨークのイースト・ビレッジに住んでいた時だったが、子供の頃、ある友達に対して自分がやった行為を思い出し、ひどく慙愧の念にかられたことがあった。  その子とは、小学校で一度同じクラスになった。彼女はいわゆる「ハズレ者」で、私も他…
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過去が変様する時

  先日、何十年かぶりに会った小学校、中学校時代を知る友人と話していたこと、そのまま記しておきたいので。 友 「そうだ、イトちんて憶えてる?イビられキャラだった子でさ、踏切り越えたところに住んでた」 私 「憶えてるよ。あいつが住んでたプレハブの家の前、たまに車で通るよ。空き家になって、もう何十年て感じだわ」 友…
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あるじなしとて

 もう花は散ってしまったが、今年は川沿いの千本桜を見に行くことができた。しずかに散る花の下でお弁当を食べる人など、この時期ならではののどかな風景です。  夕方は、近所の人が川岸を散歩している。浅瀬で羽を休める白鷺が、濃くなっていく翳りの中で仄かに浮かんでいた。    子供の頃、近所に写真館があった。記憶にあ…
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もうひとつの花見

         昨日、花曇りの高崎城址の掘の水鏡にうつる花が、たいそう綺麗だった!            春風が水面をふるわせて描く花模様です。            水に浮かぶ花びらの抽象画。              鴨も、波紋アートを制作していた。
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爛漫の、今日...

  ここ近年、三月中に桜が開花することが多くなったように感じるが、今年、関東ではちょうど今が満開だ。桜は入学式などもある四月八日の花まつり前後に満開となるのが、私は最もいいように思う。  一昨日、車で30分ほどのところにある温泉へ行った。一応天然の湧き湯ということで、こんな近場に温泉があるなんて知らなかった。山間の…
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或る田舎町、今

  およそ、吉田健一ほど洒脱な随筆を書く人もいないだろう。父吉田茂の転勤にともなって、少年時代にヨーロッパの各地で過ごし、英語仏語に堪能で、一方、漢文や日本の古典は誰よりも造詣が深い。教養とはなにかと云うなら、吉田健一が日常で体現していたものがそれだ。  氏が私の生まれた町を訪問したことがあったことは、あるところで読んで知って…
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春の彼岸入り

  暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、春の彼岸に入ったら余寒も去り、日中は13度を上回る気温が安定してきた。線路の土手あちこちに、黄水仙が咲いていた。  同じ黄色グループ、菜の花。これも今たくさん咲いている。風が運んでくる香りの方は、梅から沈丁花に移ってきた感じだ。 …
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春一番の頃

  垣越しの白椿が咲きはじめた。その数日後、春一番が吹くとの予報が出た。春一番、久しぶりに聞いた。米国、少なくとも東海岸方面では、聞いたことがない。  ここのところ、よく図書館へ行く。町はずれにある新しくできた文化会館内にあり、広々して綺麗な場所だ。歩…
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大寒の日曜日

 大寒の最中だそうで、冬景色の山の湖(貯水池)まで行ってみた。釣り舟がない湖面は、鏡のような静寂を張っていた。  橋の真ん中から北を臨む。雪を被っているのは、上州三山のひとつ赤城山。  町へ戻り、城址公園へ…
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謹賀新年 平成二十九年

  新年あけましておめでとう御座います。  久しぶり~の日本のお正月を楽しんでいる。最後は確か1996年だったから、21年ぶりかな。このブログもはじめてから10年が経った。そうなのね~、しみじみ...たいていのことは、過ぎてしまうと早く感じる。    今年は酉年ですね。新年の抱負は特別考えていません。まぁ、やるべきことは確実に…
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冬至の湯

 冬至の日には、柚子を湯に浮かべる慣習がある。わが家でも、今夜の風呂場は湯けむりと共に柚子の匂いがたち上っていた。冬至から藺の節(いのふし)だけ伸びる(冬至から畳の目づつ日差しが伸びていく)という。新年の前に、冬至というのも新しいはじまりといえる。清々しい香りの湯で心あらたな気分になるのも、たいそういいものだと思った。
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11月の初雪

  11月の初雪は東京では54年ぶりとか、朝からニュースで騒いでいた。ぼたん雪が降っていたけど、午後になって止んだよう。シベリア寒気団とやらで、寒いことは寒い。  この間近所で見つけた花、大輪で花弁も夏の花のように軽やかだなぁと思っていた。今日は雪をかむってしまい、ちょっとかわいそう。  地元の喫茶…
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