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スタッテン島 サマータイム
本当に、10年ぶりぐらいにスタッテン島へ行ってきた。マンハッタン南端にあるフェリー乗り場は、改築されてとてもモダンになっていた。スタッテン島行きのフェリーは無料で、だいたい30分毎に出ている。行ったらJFケネディ号が待っていた。観光客が沢山乗っていた。かく言う私もデジカメでパシャパシャやっているから、観光客みたいなものだが。乗り込んで5分もしないうち、フェリーはさっさと船出した。昔乗った時はWTCが見えたけれど、あの姿はもうない。
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2008/08/27 11:01 |
CHARLIE PARKER Jazz Festival '08
今日はイースト・ヴィレッジのトンプキンス・スクエア・パークで開かれたチャーリー・パーカー ジャズフェスティバルに行った。野外コンサート日和の日曜日で、無料ということもあり大勢の人が来ていた。
私は2004年まで、この公園のすぐそばに住んでいた。久しぶりのアヴェニューA沿いは新しい店もできていたが、公園の方は変わっていない。
着いたのが4時で、エリック・ルイスのバンドが演奏をはじめたところだった。その後がジェリー・ゴンザレス&フォート・アパッチというラテンジャズ、6時を過ぎてトリが...
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2008/08/25 13:36 |
恩寵の一刻
お盆も過ぎて、NYは朝夕だいぶ涼しくなった。日中も湿度が低く、日差しが琥珀色を帯びて綺麗だ。これから8月の終わりに向かって、私の一番好きな季節になる。今日は素晴らしい天気だったので、庭にテーブルと長椅子を運んで、本を読んだり昼寝をしたりまた本を読んだりして、天からの恩寵を満喫した。読んでいたのは、ピエル・パオロ・パゾリーニ「あることの夢」。
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2008/08/17 12:09 |
アクロバティック マスカレード - Cirque Du Soleil
3年ぶりにシルク ドゥ ソレイユ(Cirque Du Soleil)を観に行った。出し物はSALTIMBANCO(サルティンバンコ)。日本でも知られている仏語圏カナダのサーカス団である。サーカス(Cirque)と名がついても、観た人はご存知と思うがシルク ドゥ ソレイユは一般のそれとかなり異なる。舞台セットからはじまり、ライティング、コスチューム、音楽、振り付けに至るすべてが見事にコーディネイトされている。舞台装置を片付けるところまで演技の一環になっているのだから、これはもう総合芸術と言...
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2008/08/11 10:17 |
夏の車窓 −磐越西線
鉄道ファンではないが、日本で一番好きな列車はと聞かれたら、私は磐越西線と答えるだろう。磐越西線に初めて乗ったのは、小学校四年生の夏だったと記憶する。母親の実家が福島県の会津若松にあったので、中学に入るまで、夏休みの間はほとんど毎年会津で過ごした。
いつも東京から郡山を経由して会津若松に行くルートだったのだが、その年は帰省ラッシュで切符が取れず、仕方なしに新潟回りで、新津から磐越西線で行くことになった。会津に行くのは楽しみだったが、子供にとっては丸1日かかる長旅で、いつものごとく退屈し...
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2008/08/03 13:27 |
雨の日のハッピネス
暑中お見舞い申し上げます。
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2008/07/28 09:00 |
葡萄棚のある家
庭を接した隣の家の葡萄棚に、青くかたい葡萄が垂れ下がる季節になった。今頃はよくこの葡萄棚の下で、ギリシャ人の老夫婦が夕食を食べていた。柵で姿は見えないが、微かな食器の音や静かにしゃべる声が聞こえ、二人して夏の宵を楽しんでいるのがわかった。
一昨年だったが、今年は葡萄棚の下で夕食を楽しむ姿がないな、と思っていたら、その年の春、ご主人が亡くなったことを聞いた。それから隣の葡萄棚は、夏になってもひっそりとしていた。
先日、久しぶりに葡萄棚の下から賑やかに笑う声が聞こえてきた。英語だった...
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2008/07/16 11:02 |
さよならの代わり
また、庭に蛍がやって来る季節になった。宵闇が濃くなると、地面から火の粉がたち上るようだ。シリンダーに入ったキャンドルを、草の中に据えてみた。灯りに蛍が集まって来るかと思ったけど、どうも興味を引かなかったみたい。夜風に風鈴の澄んだ音が流れ、夏至を過ぎていよいよ夏も盛りに向かう気分が高まる。
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2008/07/04 11:30 |
淫雨 [後編]
車窓を曇らす夕方の蒼い雨は、遠い時の空白にも降っていた。気がつくと、あと二駅で新宿だった。翔一は多摩の病院を出てからずっと、一つのことを繰り返し思いおこしていた。今やすべて嘘くさく、すべて真実くさかった。
鬼火のように虚空に浮かび上がった記憶には、時間感覚も脈絡もなにもなかった。どこもかしこも白かった。その白い部屋にはベッドがあって、髪の長い後姿が座っている。翔一は父に抱かれていた。父親は祖母ぐらいの年の人と話していた。部屋全体をぼんやり見ていると、ベッドの上の後姿が振り向いた。...
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2008/06/16 13:56 |
淫雨 [前編]
新宿駅東口の改札口を出たところであの女を見たのは、梅雨のさなか、なま温かい雨の降る夜だった。全身の毛穴が膨張するとも縮み上がるともつかない衝撃が翔一の体に走った。血色の悪い黄ばんだ顔をしかめ、女は灰色の壁の前にしゃがみこんで、重心を膝丈のスカートからのぞくなま白い右脚から左脚に移し、また左脚から右脚にという繰り返しをしていた。通行人はみな、一目で頭がおかしいとわかる女に一瞥をくれて、足早に通り過ぎて行った。女の姿はすぐに金曜の夜の人混みに埋れた。翔一は追われるように地上をめざして、濡...
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2008/06/16 13:43 |
逸脱者たちの円形舞台
今日、ビッグアップル・サーカスを観に、炎天下の中、ちょっとした遠出をした。去年の秋に、METの横にテントを張ってやっていたのを観た。今回新しい出し物かと思ったら、去年と同じものだった。なんでも、ビッグアップル・サーカスは誕生して30年なのだそうだ。このサーカスはその名の通り地元NYのサーカスで、ヨーロッパスタイルの名残をとどめ、ノスタルジックな雰囲気がある。
ひとはサーカスという言葉に、懐かしさとうら哀しさが混在した響きを感じる。私もその口だ。何故だろう。フェリーニ映画のインパクトが...
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2008/06/09 12:36 |
大禍時
大禍時、あるいは逢魔時(おうまがとき)とは、黄昏の刻を指す。黄昏は百魅の生ずる時であるという。ワーグナーのオペラ「神々の黄昏 (Götter-Dämmerung)」は神々の没する時、すなわち悪魔の夜明けを意味しているというから、日本だけでなく西洋でも、黄昏時は人々から魔の刻と思われていたのだろう。
かくいう私は一日の中で黄昏時が一番好きだ。夏の遅い日没、血を失ってゆくように蒼ざめる人肌のぬるい空気に、あらゆる物の輪郭が熔け視覚が惑わされると、確かに魔性のものらが生...
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2008/06/02 12:07 |
暦の夏
ニューヨークでは、五月のメモリアル・ディから暦の上で夏になるそうだ。すっかり日が長くなり、8時を過ぎてもまだ明るい。もうすぐ夏至だ。こないだ、久々にイーストリヴァー沿いまで散歩に行った。トライボロゥブリッジのたもとから、夕陽のマンハッタンを眺める。乾いた風が吹いていて、気持ちのいい夕方だった。
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2008/05/31 11:18 |
MET 今シーズン フィナーレ −マクベス
今シーズンも終りが近づいたMETで、先週「マクベス」を観た。ラーメン屋、もとい「ランメルモールのルチア」以来、半年振りである。マクベスはオペラ以外、演劇でも何度か見ているので、ストーリーは知っている。黒澤映画でも、マクベスをもとにしたものがある。
感想から言うと、舞台美術がそれほどピンとこなかったので、書くこともあまりない。どーしよう...。
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2008/05/19 11:20 |
稀有なヴォーカル
先週木曜日の夜、ジミー・スコットのライヴに行った。59丁目をセントラルパークに沿って、時々夜桜を見ながらタイムワーナ センターの中にあるDizzy's Clubへと向かう。Dizzy's Clubは眺めが最高にいい。ステージの後ろに、摩天楼がパノラマヴューで見える。NYの夜のクールでゴージャスな気分を盛り上げる設計だ。
ジミー・スコットは、奥さんに押されて車椅子で登場した。オープングに"All of Me"を歌ったが、やはり往年の歌唱力は期待できない。まぁ、私も含め客はみんなそれを承...
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2008/04/21 11:41 |
紐育寄席 二〇〇八年 四月吉日
先週、日本人サタデー学校の新学期がはじまった。担任は今年も4年生である。保護者及び生徒には、入学・始業式の日の全校担任紹介まで知らされない。前年度、私が担任した子供たちから「先生、今度何年生担任なの?」と聞かれ「うーん、私もまだわからないんだよ」ととぼける。クラスで最も怒られていた男の子の一人が、それでもうるさく聞いてきた。
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2008/04/13 10:52 |
チベット武力弾圧に反対
チベットの情報、武力弾圧への抗議文(日本語・英語)FAXテンプレートなどが載っているHPです。とにかく、なにかできることから。ぜひご協力のほどを!
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2008/04/02 12:23 |
ルイ・アームストロング ハウス
ジャズの父、トランペットの神様、サッチモことルイ・アームストロングは1901年ニューオーリンズで生まれた。彼が1943年から亡くなる1971年までルシール夫人と過ごした家は、ニューヨーク、クィーンズのコロナというところにある。そこは今、ルイ・アームストロング博物館として公開されている。
すでに大スターだった人間の住まいとしては、とても慎ましい。家の中は、当時アームストロング夫妻が生活していたままの状態で保存されている。1階のリビングにはアップライトのピアノと音楽なら何でも好きだったサ...
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2008/03/31 10:09 |
EPIPHANY
昨日の変性意識瞑想会は、なかなか面白かった。いつも異なる体験があって、いつも面白さはあるのだが、なんとなく記録しておきたい気分なので、覚書きにしておこう。
細かいプロセスは省き、いつもと違ったことは、今回は悪意を放置したことだ。カタルシスに入った時、地鳴りのように響くBGMとドラムのリズムに乗って、仕事で揉めた嫌なヤツのことを思い出した。すると過去に出遭った嫌なヤツらが次から次へと浮かんできた。その時、自分は今まで瞑想中に好ましからざるものがよぎると、そこから無意識に目を逸らせるよう...
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2008/03/11 15:40 |
先生と呼ばれるほどの 2
昨年四月からはじめた日本人サタデー学校の「先生バイト」が、今日で1年を終えた。(正確にはやることが決まったのは昨年三月、その経緯をブログに書いて、みなさまに笑っていただきましたが) もうそんなに過ぎたのかと、なんだか夢のようである。私が担任したのは4年生だ。当初はハッタリで堂々と見せていたが、内心は先生未経験者だし不安だった。しかし幸か不幸か、不安に途惑う時間的余裕がないほど次から次へとやることが怒涛のように押し寄せて、まさに土曜日は戦争状態だった。
私はあまり子供は好きではなかった...
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2008/03/09 13:31 |