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日 時 |
晴れ間の空
暦の上ではもう夏だが、今年はよく雨が降り、今のところあまり暑くなっていない。じめじめするので、気温上がってもいいから、カラッとして欲しい。
雨の晴れ間の空に、おもしろい雲を発見したので撮っておいた。これはよくある入道雲だけど、ものすごく力強くてよかった。
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2009/06/29 11:56 |
パンクを超えて −ジョー・ストラマーへの賛辞
好きなミュージシャンは多々あれど、尊敬する人となると、どれほどいるだろう。アーティストたるもの、極端な話、一芸にずば抜けて秀でていれば人間性は問われない。よくいるじゃない、人間としちゃ最悪だが、曲はいいしプレイは最高、という類。
先日、イースト・ヴィレッジのアヴェニューAで、久しぶりにジョー・ストラマーの壁画に会った。この2ブロック先に、2004年まで住んでいた。2002年にジョーが亡くなった時、ここに花と写真が添えられていた。それからしばらくして、壁画が描かれていた。私は、ジョーの...
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2009/06/21 13:00 |
王女メディア
ピエル・パオロ・パゾリーニの作った映画のうちで、一番好きな作品は「王女メディア」だ。もしかすると、今まで見た全映画の中で好きな作品トップ3に入るかも知れない。
ギリシア悲劇「メディア」の作者はエウリピデスだが、その壮絶なストーリーは、いつの時代にも通じる人間心理の普遍性ゆえにインパクトが強烈で、万人に知られすぎている分、リメイクした場合、作り手がどこをどう解釈し、何を強調しているか、が見どころとなる。
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2009/06/02 13:11 |
神の御前にて「芝浜」
うすら寒い雨の日がつづいている。五月雨というより梅雨みたい。よく降りやがるなぁ... こないだの日曜日、そんな雨ン中、ハーツデールまで寄席に行った。出演は紐育寄席でお馴染み三遊亭京楽(きょうらく)師と、昨年アメリカ・デビュー(?)を飾った三遊亭神楽(じんらく)師だ。いつもならマンハッタンでの寄席に行くのだが、今年はその日に他の予定が入ってしまっていた。だけど、どうしても京楽師たちの高座は聞きたかったもんで、追っかけもどきの遠出をした次第。
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2009/05/08 13:19 |
殺生戒への回答を求めて
ここ数日、寒かった。セントラル・パークの桜の開花状況はどんなものだろう。うちの近所にある東方正教会の玄関前のCallery Pear(豆梨)は、ずいぶん花が開いていた。東方正教会というのは、ギリシャ、アルメニアあたりのキリスト教のことなのだろうか。キリスト教というからには、聖書が経典だ。
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2009/04/14 12:56 |
そうきたか! ブレスワーク
土曜日本人学校のバイトをはじめてから、光陰矢の如しというのを折々に思い知らされる。新学期がはじまり、今回の担任になったのは2年生だ。私はチビに慣れていない。取り扱い注意物と同じ、対応に疲れる。昨日初顔会わせで、いきなりビビった。椅子に座って、足が床についてない。口開くと、みんな歯が欠けてる。授業中に何人もトイレへ行く。ヘソのあたりでウロチョロされる。踏みつぶしそうだ。大丈夫か、私!?
昼休みは、もうヘトヘトになっていた。一昨年教えた男子、女子が顔を出しに来た。こいつら(当時4年生)は...
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2009/04/06 12:16 |
ルサルカ −手前勝手な恋の顛末
私の今シーズン最後のMET、ドヴォルザーク作 オペラ『ルサルカ』を観てきた。ストーリーは『人魚姫』とよく似ている。
深い森の中の湖に棲む水の精ルサルカが人間の王子に恋をして、人間にしてもらうべく魔女イェジババのもとへ嘆願に行く。イェジババは、人間になるのなら声を失い、しかも恋が叶わなければ自分も相手の王子も死ぬことになると言うが、ルサルカの決心は変わらず、ついに人間になる。王子は森の湖で見つけた美しい金髪のルサルカに一目惚れし、妻にすべく城へ連れて帰る。
婚礼の準備が進められる...
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2009/03/20 07:22 |
PUNK TWIN SOUL
「そして、自分の半分、自身の片割れに逢った者たちは、驚くべき愛と友情と親密さの顕れに呆然とし、一時たりとも相手から目が離せなくなる」 −プラトン
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2009/03/14 12:47 |
ジャータカ一篇
マイクル・クライトン「インナー・トラヴェルズ」の真似事みたいだが、私も最近、不思議体験があった。正直、この手の話をするのは抵抗がなくはない。なんで、クライトンに元気づけられた勢いのあるうちに書いておくことにした。
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2009/02/12 11:59 |
ゆくほどに還る旅 −マイクル・クライトン 「インナー・トラヴェルズ」から
最近、マイクル・クライトンの「インナー・トラヴェルズ」を読んだ。「ジュラシック・パーク」をはじめ、小説、映画で数々の大ヒット作を生んだクライトンは、ハーバード大学で人類学、医学を学んだインテリだ。しかし本人にすれば医師になる気にはなれず、鬱々とした日々を過ごしていたようである。結局、子供の頃から好きだった物書きの道を選び、ミリオンセラー小説を書いてハリウッドへ行く。なんとも多才で華々しいキャリアだが、売れっ子作家になればなったで、私生活ではいろいろ悩みもあったりするわけで、折りしも70年...
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2009/02/10 13:20 |
つきあたり、インド洋 −See You Again, Sri Lanka
12月31日、朝早く起きて、ホテル2階のテラスで朝食を食べた。橙色の実をつけたキングココナッツの木から木漏れ日が射して、実に爽やかな気分だった。それにしても、大晦日という気分がまったくしなかった。真っ白いカード(ヨーグルト)にキトゥル・パニというシロップをかけて食べたのがものすごく美味しかったと熱く語ったら、ホテルの人がわざわざ用意してくれていた。スリランカは食べ物が美味しいね〜と言ってガバガバ食べると、スリランカ人は喜んだ。お世辞ではなくイケた。味つけに技巧など凝らさなくとも、素材そも...
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2009/01/24 14:56 |
廃墟、あるいはニルヴァーナ −ANURADHAPURA
電線で翡翠(カワセミ)が羽を休める田舎道の突きあたりに、ルワンウェリ・サーヤ大塔は座していた。真っ青な空に映える純白が美しかった。遺跡周遊券を見せて、敷地内へ入る。一体、この巨大なダーガバ(仏塔)の中には、何があるのだろう。もしかしたら仏教思想のごとく、中はまったくの空、空こそすべてであるのかも知れない。
ダーガバの落とす影で、参拝に来た人々が祈りを捧げていた。パーリ語かサンスクリット語がまたはシンハラ語か、呪文のような音調は催眠術に似て、この白亜の大塔もまた、強烈な太陽光の成せる蜃...
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2009/01/20 08:33 |
灼熱の聖都 −ANURADHAPURA
私がスリランカ旅行で一番楽しみにしていたのは、アヌラーダプラだった。2500年前、この国で最も古い都があった土地だという。
スリランカに到着した日から数日は雨だったのだが、その後はカラカラ天気に恵まれ、ことにアヌラーダプラは暑かった。だが私は暑くても乾燥気候ならたいていOK、到着した日にホテルの貸し自転車でもって、早速遺跡地区へと出発した。
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2009/01/19 05:51 |
来た、見た、登った −SIGIRIYA
実は、最初の旅行スケジュールには、シーギリヤは入っていなかった。滞在期間の3分の2が瞑想コースだから、シーギリヤまでは行けなそうだ、と思ったのだ。スリランカ行ってシーギリヤ外すの?って聞かれるかも知れないが、ダンブッラの見どころが石窟寺院だけと同じで、シーギリヤも美女の壁画がある岩山っきゃないみたいだし。(厳密にいえば、マイナースポットでいいところがあるかも知れないけど) ワタクシ的には「名所がひとつだけのところで1日かけるより、広い遺跡地区のあるアヌラーダプラで思索にふける方が渋いんじ...
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2009/01/16 11:36 |
岩戸の涅槃仏 −DAMBULLA
旅行前に手配しておいたツーリストカーで、キャンディからダンブッラへ向かった。ディーゼル車が多いからか、開け放った窓から排気ガスが容赦なく入ってくる。しばらく走ると、その匂いで頭痛がしてきた。
2時間ぐらいで、ダンブッラの町に着いた。ダンブッラって石窟寺院以外はなにもないところで、着いた途端、ここにまた来ることなんてないだろうなァと思った。早々ゲストハウスで一晩の部屋を確保し、有名な石窟寺院へと炎天下を歩いて行く。
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2009/01/13 09:49 |
聖、生、カオス −KANDY
瞑想コースを終え、12日ぶりにキャンディに戻ってきた。ホテルの前で、スリーウィーラーのサリムさんに会う。
「よう、山篭りはどうだった?街に行くんなら、乗りなよ」
散歩がてら歩いてもよかったが、挨拶がわりに乗ることにした。
「天気がいいから、仏歯寺がきれいに見えるよ」
サリムさんは、対岸を指さした。
「ところでアーユルヴェーダのマッサージは好きかい?ホテルのは高いからな。ダチがやってるところ紹介してやるよ。俺って良心的なスリーウィーラーだろ。ダチんとこも、良心的な値段さ」
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2009/01/12 04:47 |
雨の古都、仏歯寺 −KANDY
仏歯寺に向かう朝は、前日からの雨空だった。天然パーマがきつくなっているので、湿気が多いとわかる。ホテルからキャンディ湖に沿った道に出る時、痩せてヒョロっとしたオヤジに声をかけられた。
「スイス・ホテルのお客さんね。ワタシ、厨房で働いてる者です。今日は休みで、今からお寺行くの。うちのお寺、有名なお寺よ。今日は特別参拝日なのよ。滅多にないことだから、お参りしたらどう?写真OK、ワタシが案内しますよ。今日はラッキーよ」
ヒョロオヤジは前歯のない口を開けて笑い、目の前にある石段を指さし...
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2009/01/10 05:53 |
ヴィパッサナー瞑想 スリランカにて
明けましておめでとう御座います。元旦にNYへ帰ってくる予定でしたが、アクシデントがあり2日に帰ってきました。なにはともあれ無事でした。本年もよろしくお願いいたします。
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2009/01/05 09:00 |
今年最後の読書から
明日はいよいよスリランカへ発つので、これが今年最後の記事になります。今年最後の読書は、ヴィクトール・E・フランクル「それでも人生にイエスと言う」だった。
フランクルはユダヤ系オーストリア人の精神科医で、アウシュヴィッツ収容所へ移送された経験から書かれた「夜と霧」は、人類の名著と言うべきものだ。「それでも人生にイエスと言う」原題 "Trotzdem Ja zum Leben sagen"は、彼が収容所から解放された翌年、ウィーンで行った講義を記録したものに基づいている。「夜と霧」同様、...
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2008/12/13 16:50 |
Auspicious Rain −ニューヨーク上陸12周年記念
NYへ来たのは1996年11月24日だから、今日で上陸12周年を迎えることになる。12年前のあの夜は季節はずれに暖かく、JFK空港の玄関を出ると霧のような雨が降っていた。知り合いもいなければ所持金は後にも先にも$5000そこそこ、先のことは皆目見当もつかなかったが、私は何故か頭のてっぺんから足の先まで幸福感に満たされていて、不安がこれっぽっちもなかった。
マンハッタン行きのバスに乗りこみ、雨空に霞んだ月を眺め、ひとりでにやにやしていた。ハイウェイにNYの街の灯りが洪水のように押し寄せて...
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2008/11/25 11:49 |