テーマ:映画 舞台

爛漫の、今日...

  ここ近年、三月中に桜が開花することが多くなったように感じるが、今年、関東ではちょうど今が満開だ。桜は入学式などもある四月八日の花まつり前後に満開となるのが、私は最もいいように思う。  一昨日、車で30分ほどのところにある温泉へ行った。一応天然の湧き湯ということで、こんな近場に温泉があるなんて知らなかった。山間の…
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佐渡 -晩夏夢語り 3

  八月の佐渡は、能楽好きにはたまらんなー。なんたって、島のあちこちで薪能や夜能を催していて、しかもそのほとんどが神事として奉納する意味があるため無料だというのだ。  この日は、金井能楽堂の世阿弥供養祭能楽大会へ行った。  途中の道、義叔母が畑野にある長谷寺(ちょうこくじ)を案内して…
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佐渡 -晩夏夢語り 2

  百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも      なほあまりある 昔なりけり 【現代語訳】 宮中の古びた軒に茂った忍ぶ草を見るにつけ          偲んでも偲びきれないのは、懐かしさばかりの古きよき時代のことだ。  百人一首の最後の歌は、順徳天皇の作である。承久の乱で鎌倉幕府に敗れ、父である後鳥…
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Smile. It's sunrise.

  住んでいるところの3ブロック先に、小さい映画館がある。今時珍しい個人オーナーの映画館、入場料は$7.50と格安だ。古くさい雰囲気だけど、庶民的な界隈にとけこんでいた。私はこのエリアに引越してきて1年ちょっと経つが、1度も入ったことがなかった。  時代の流れか、この映画館が来月早々にクローズすると聞き、今日、はじめて行ってきた。…
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琵琶夜がたり

  この週末は、アジア・ソサエティとメトロポリタン美術館で琵琶の演奏があった。奏者は薩摩琵琶第一人者の櫻井亜木子さんで、アジア・ソサエティでは舞踏とトルコの弦楽器サズとのコラボレーション "Hoichi, the earless (耳なし芳一)"、メトロポリタンでは平家物語から「敦盛」だった。琵琶、耳なし芳一、平家物語、見事にすべて…
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プリマ・ドンナの度胸

  ニューヨーク・シティ・バレエで「くるみ割り人形」を観た。これはクリスマスの話なので年末限定のプログラムらしい。子供の頃、ボリショイ・バレエのをテレビで見て以来だ。私はバレエには詳しくないのだが、豪華な舞台美術や美しいコスチュームだけでも充分楽しめた。  しかしバレリーナたちを見て、人間の体があんな動きをできるなんて驚異だと…
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王女メディア

  ピエル・パオロ・パゾリーニの作った映画のうちで、一番好きな作品は「王女メディア」だ。もしかすると、今まで見た全映画の中で好きな作品トップ3に入るかも知れない。  ギリシア悲劇「メディア」の作者はエウリピデスだが、その壮絶なストーリーは、いつの時代にも通じる人間心理の普遍性ゆえにインパクトが強烈で、万人に知られすぎている分、リメ…
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ルサルカ -手前勝手な恋の顛末

  私の今シーズン最後のMET、ドヴォルザーク作 オペラ『ルサルカ』を観てきた。ストーリーは『人魚姫』とよく似ている。  深い森の中の湖に棲む水の精ルサルカが人間の王子に恋をして、人間にしてもらうべく魔女イェジババのもとへ嘆願に行く。イェジババは、人間になるのなら声を失い、しかも恋が叶わなければ自分も相手の王子も死ぬことになると言…
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今シーズン初MET -ドン・ジョヴァンニ

  私の2008~2009年シーズン初めてのMETへ行くのにちょっとお洒落をして玄関を出たら、あら、建物の階段にハロウィーンのカボチャ灯が。本物のカボチャをくり抜いたもので、上に住むエジプト人ファミリーの子供が作って置いたものだ。  このファミリーの子供、というかガキどもは躾というものがてんでなっていない。以前、ダチをひき入れ…
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アクロバティック マスカレード - Cirque Du Soleil

  3年ぶりにシルク ドゥ ソレイユ(Cirque Du Soleil)を観に行った。出し物はSALTIMBANCO(サルティンバンコ)。日本でも知られている仏語圏カナダのサーカス団である。サーカス(Cirque)と名がついても、観た人はご存知と思うがシルク ドゥ ソレイユは一般のそれとかなり異なる。舞台セットからはじまり、ライティ…
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逸脱者たちの円形舞台

  今日、ビッグアップル・サーカスを観に、炎天下の中、ちょっとした遠出をした。去年の秋に、METの横にテントを張ってやっていたのを観た。今回新しい出し物かと思ったら、去年と同じものだった。なんでも、ビッグアップル・サーカスは誕生して30年なのだそうだ。このサーカスはその名の通り地元NYのサーカスで、ヨーロッパスタイルの名残をとどめ、…
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MET 今シーズン フィナーレ -マクベス

  今シーズンも終りが近づいたMETで、先週「マクベス」を観た。ラーメン屋、もとい「ランメルモールのルチア」以来、半年振りである。マクベスはオペラ以外、演劇でも何度か見ているので、ストーリーは知っている。黒澤映画でも、マクベスをもとにしたものがある。  感想から言うと、舞台美術がそれほどピンとこなかったので、書くこともあまりな…
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恋ばかりなり -ランメルモールのルチア

 今シーズンのMETのポスターは「ランメルモールのルチア」(写真)、街のあちこちで見かける。ニュープロダクション(舞台美術新作)だそうで、かなりの力の入れようだ。私は昨夜、METへ行って観て来た。ご自慢の舞台美術だが、確かに威張るだけある。いや、セットから衣装、なにからなにまでホント金かけてます。しばらく前に「財政のきびしいME…
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リンカーンセンター フェスティバル2007 -平成中村座、コメディ・フランセーズ

  いきなり、全然関係ない話だけど、先々月ここで顔見せした妙ちくりんな丸い仙人掌が死んでしまった。はじめに下方の葉がしわしわになってきて、そのうち枯れた。新しい葉がはえてくるものとばかり思っていたら、上の葉がある日突然、真ん中からパックリ開いて倒れていた。見ると根元が溶けている。どうして~? うちで一番日当たりのいいところに置いて、水だ…
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正直...身を切りきざむように -フィリップ ガレル

  こないだBAM(ブルックリン アカデミー オブ ミュージック)にてフランス人の映画監督フィリップ ガレルの映画を上映する週間があった。正確には「ジェネレーション ガレル」というもので、ガレルの作品だけでなく、息子のルイスが出演している作品も含まれていた。例えばルイス ガレル出演のベルナルド ベルトルッチ監督作品「ドリーマー」も上…
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「トゥーランドット」の元ネタ考察

 ここのところ、寒い日が続いている。でも夏時間になって、日はずい分長くなった。先週の木曜日、METへ「トゥーランドット」を観に行った時も、7時近くまで外は充分明るかった。歩いていたら、空からひらひら白いものが舞い降りてきた。 「おや、どっかで桜が開いたのかな」と思いきや、雪だった。もう花祭りだというのに。まぁ数年前に花祭り過ぎて積…
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アンダルシア昔語

 先週末、フラメンコを見に行った。友人が出演している舞台だった。チケット完売状態だったのを、無理に一席割り込ませてもらう形になった。いつも穏やかな印象の友人は、舞台に立った時、顔が変わっていた。サパティアード(靴音)を響かせて踊る彼女は、黒みを帯びるほど赤の深い花のようだった。  フラメンコの語源はフラメンテ=燃えるような、だ…
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